2019.06.13

ファイナル善戦中のラプターズ、ハーデン擁するロケッツが今秋ジャパンゲームズで激突

1999年に行われたジャパンゲームズのオープニング[写真]=Getty Images
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画面越しで見ていたNBAを目の前で体験できる千載一遇のチャンス!

 今年10月8日と10日の2日間。世界最高のプロバスケットボールリーグ、NBAが約16年ぶりにここ日本へやって来る。さいたまスーパーアリーナにて、トロント・ラプターズとヒューストン・ロケッツが「NBA Japan Games 2019 Presented by Rakuten」(以降ジャパンゲームズ)と題し、プレシーズンゲームを2試合行うこととなる。

 これまで日本では1990年を皮切りに、2003年まで6度もレギュラーシーズンゲームが行われてきた。第1回となった90年は、アメリカ以外の国と地域では史上初となるNBA公式戦として、記念すべきイベントとなった。

 今回はプレシーズンゲームとはいえ、今季イースタン・カンファレンスの王者となったラプターズと、昨季のMVPジェームズ・ハーデン擁するウエスタン・カンファレンスの強豪ロケッツという豪華な組み合わせが実現。

 ラプターズは今季、イースト2位の58勝24敗という好成績を引っ提げてプレーオフを迎えると、カワイ・レナードカイル・ラウリーパスカル・シアカムらの活躍でフランチャイズ史上初となるNBAファイナルへ進出。現在は3連覇を狙う王者ゴールデンステイト・ウォリアーズと好勝負を演じている。

ファイナルは第5戦を終えて、⑦ラウリーが所属するラプターズが3勝2敗と優勝に王手をかけている[写真]=Getty Images

 一方のロケッツは、ウエスト4位の53勝29敗を挙げてプレーオフに進出。ウォリアーズとのカンファレンス・セミファイナルに2勝4敗で敗れてしまったものの、ハーデンやクリス・ポールエリック・ゴードンといったバックコートの選手たちによるパフォーマンスで王者を苦しめた。ロケッツは今月に入ってロゴを変更、6月21日(現地時間20日)に新ロゴが入ったユニフォームがお披露目となる。

 このジャパンゲームズというのは、普段ツイッターやインスタグラムなどSNSでハイライトシーンを楽しんだり、インターネットを通じてNBAの試合を見ている方には、これまで画面越しで見ていた世界を目の前で見ることができる千載一遇のチャンス。アメリカへ現地観戦に行った経験がある方にとっても、日本でNBAを生観戦できることはうれしいはず。

ラプターズはレナード(右)、ロケッツにはハーデン(左)というリーグ屈指の実力者がいる[写真]=Getty Images

 NBAには世界有数の身体能力を誇るアスリートが集結しており、世界全体へ大きな影響力を及ぼすスター選手も多数そろっている。ジャパンゲームズでは選手たちが繰り出す切れ味鋭いボールハンドリングやまばたきするのがもったいないほどの鮮やかなアシスト、会場の雰囲気を一変させる迫力満点のダンクといった世界最高級のプレーを目の当たりにすることができる。

 また、屈強な肉体同士が激しくぶつかり合うペイント内のリバウンド争いやポジション取り、豪快なブロックショットなども見ごたえ十分。もしジャパンゲームズへ行くことができるチャンスをつかむことができれば、生観戦でなければ味わえない感動と興奮をかみしめつつ、お気に入りの選手へ思いっきり声援を送ってほしい。そしてバスケットボール観戦の中で、貴重な思い出の1つにしていただきたい。

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