2019.06.29

今季のシーズンMVP、ヤニス・アデトクンボがギリシャ代表としてワールドカップ出場へ

リーグMVPがW杯出場を明言した[写真]=Getty Images
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ポジションは不透明ながら「自分にできるかぎり、チームを手助けしたい」

 6月29日(現地時間28日)、現地メディア『AP』は、今夏中国で行われる「FIBAバスケットボール ワールドカップ2019」(以降、W杯)に、ギリシャ代表としてヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)が出場すると報じた。

 W杯は32か国が出場し、8月31日から8つのグループに分かれてリーグ戦が行われる。FIBAランク8位のギリシャは、ニュージーランド(同38位)、ブラジル(同12位)、モンテネグロ(同28位)と共にグループFでセカンドラウンド進出をかけて競い合うこととなる。

 2018-19レギュラーシーズンのMVPに輝いたアデトクンボは、211センチ109キロに抜群の身体能力を兼備した“規格外の万能戦士”。6年のNBAキャリアで肉体改造に取り組み、パワーも増している。ガードのスピードにも対応できるだけでなく、ビッグマン相手にもリバウンドをもぎ取り、強烈なダンクをお見舞いする姿は圧巻。

W杯が行われる中国でも、アデトクンボは全力プレーで会場を盛り上げることだろう[写真]=Getty Images

「僕がどのポジションでプレーするか、コーチ陣とはまだ話していないんだ。大事なのはプレーするということ」と同メディアへ語ったアデトクンボだが、MVPを獲得した男は自信満々にこう言い放った。

「1番(ポイントガード)だろうと5番(センター)でプレーしようと関係ない。僕はバスケットボール選手なんだ。自分にできるかぎり、チームを手助けしたい」。

 ギリシャのW杯ロースター候補には、ニューヨーク・ニックスで2試合出場した経験を持つ兄タナシス・アデトクンボや、サクラメント・キングスとポートランド・トレイルブレイザーズで計39試合に出場したヨルゴス・パパヤニスというビッグマンがおり、高さと身体能力を兼備した選手が名を連ねている。

 NBAのMVP参戦は、ギリシャ代表にとってW杯本戦へ向けて大きな後押しとなるに違いない。

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