2019.07.02

八村塁が所属するウィザーズ、PGのイシュ・スミスとアイザイア・トーマスを獲得へ

オールスター選出2度を誇るトーマスがウィザーズと契約合意[写真]=Getty Images
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サトランスキー流出の中、スピーディーな展開を好む2人の中堅PGが加入

 7月2日(現地時間1日)、今年のドラフト1巡目9位でワシントン・ウィザーズから指名された八村塁が、同チームと正式に契約を結んだ。

 今後、八村は6日(同5日)からラスベガスで行われる「MGM Resorts NBAサマーリーグ」(以降、NBAサマーリーグ)でプレーしていくこととなる。

まもなく八村がサマーリーグの舞台を迎えることとなる[写真]=Getty Images

 1日(同6月30日)に始まったフリーエージェント(FA)交渉解禁から2日が経過し、ウィザーズはビッグマンのトーマス・ブライアントとの再契約に合意と報じられるも、キャリア3シーズン目の昨季、平均8.9得点5.0アシストを挙げたトーマス・サトランスキーがシカゴ・ブルズへ移籍。

 オールスターガードのジョン・ウォールがアキレス腱の部分断裂という重傷を負っているため、ブラッドリー・ビールの相棒役を務めるポイントガード(PG)を必要としていた。

 そこでウィザーズは、2人のポイントガードと契約合意。1人目はキャリア9シーズンで10チームを渡り歩いたイシュ・スミス。7月5日に31歳を迎えるスミスは、183センチ79キロの司令塔で、ここ3シーズン所属していたデトロイト・ピストンズでは計219試合(うち先発は67試合)に出場して平均24.0分9.8得点2.8リバウンド4.5アシストをマーク。

ミスが少なく堅実な働きを見せるスミス[写真]=Getty Images

 そしてもう1人がオールスター選出2度を誇るアイザイア・トーマス。175センチ83キロのトーマスは、小柄ながら筋骨隆々の肉体を誇り、キャリア8シーズンのうち3度も平均20得点以上を残した得点力が持ち味の30歳。

 一昨季あたりから股関節の負傷に悩まされていたものの、昨夏契約を結んだデンバー・ナゲッツで健康体を取り戻し、昨季はレギュラーシーズン12試合に出場。平均15.1分8.1得点1.1リバウンド1.9アシストをマークしていたのだが、チームのローテーションから外れてしまい、プレーオフでは出場機会を得ることができず。

 ナゲッツのバックコートにはジャマール・マレーギャリー・ハリスの先発陣に加え、ベンチにはモンテ・モリスとマリーク・ビーズリーがおり、トーマスはプレータイムを確保することができなかった。

 それでも、ナゲッツのバスケットボール運営部門代表を務めるティム・コネリーは「アイザイアはすばらしいシーズンを送ったよ。ロッカールームにおいて、彼が放った言葉はきわめて貴重なものだった。自身が望むほどプレーできなかったことはフラストレーションになったと思うが、彼はそのことでチームへネガティブな影響をもたらすことは決してなかった。彼の存在なしで、我々は昨季成功を収めることはできなかったかもしれない」と『ESPN』へ明かしている。

「もちろん、僕はプレーしたかったし、レギュラーシーズンとプレーオフで、僕はこのチームに貢献できたのに、と思っていた。でも(マイケル・マローンHCの)決断を理解したんだ。そこで、若手選手たちの質問に対してアドバイスを送ったりして、リーダーとしてコート外でチームに貢献しようと思った。常に準備し、プレーできるようにしていたんだ」と同メディアへトーマスは新たな役割について語っていた。

 今季のウィザーズにおいて、スミスとトーマスはポイントガードという重要なポジションを担っていくこととなる。オープンコートでファストブレイクを繰り出す場面やハーフコートでピック&ロールを遂行するうえで、パスの受け手となるビッグマン勢、そしてもちろん八村も、チームオフェンスを円滑にこなしていくうえで不可欠な選手となるはずだ。

平均28.9得点を挙げた2016-17シーズンの状態へ「戻りたい」と意気込むトーマス[写真]=Getty Images