2019.07.17

「究極のゴールはチームとしてチャンピオンシップを勝ち取ること」とリラードが明言

今夏ブレイザーズとのスーパーマックス契約に合意したリラード[写真]=Getty Images
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昨季のプレーオフで自身初のカンファレンス・ファイナル進出を果たす

 ポートランド・トレイルブレイザーズのフランチャイズプレーヤー、デイミアン・リラードは今夏、2021-22シーズン以降で4年1億9,600万ドル(約211億6,800万円)というスーパーマックス契約に合意した。

 ブレイザーズ一筋7シーズンをプレーしてきたリラードは、これまでのキャリアで新人王、4度のオールスター選出、そして4度のオールNBAチームに選ばれた実績を持つリーグ指折りのスコアリングガード。

 昨季は平均35.5分25.8得点4.6リバウンド6.9アシスト1.1スティールでチームをけん引し、自身初となるカンファレンス・ファイナル進出に成功。ケガ人が続出する中、強豪ぞろいのウエスタン・カンファレンスを勝ち抜いた。

 今夏、ブレイザーズはアル・ファルーク・アミヌ(現オーランド・マジック)やモーリス・ハークレス(現ロサンゼルス・クリッパーズ)、セス・カリー(現ダラス・マーベリックス)、マイヤーズ・レナード(現マイアミ・ヒート)らがチームを退団。

 その一方ロドニー・フッドとは再契約を結び、トレードでハッサン・ホワイトサイドとケント・ベイズモア、フリーエージェント(FA)でアンソニー・トリバーとマリオ・ヘゾニャを獲得し、ロースターのマイナーチェンジを図っている。

昨季途中に加入し、プレーオフで活躍したフッド(左)と再契約できたことは大きな収穫だった[写真]=Getty Images

「俺はまだ、チャンピオンとMVPになったことがないんだ」とリラード

 そんな中、7月17日(現地時間16日)に『The Athletic』へ掲載された記事の中で、リラードは自身が望んでいることについて語っていたので紹介したい。

「俺はこれまで、数多くの功績を残してきた。高校(オークランド高校)、大学(ウェバー・ステイト大学)、そしてもちろん、NBAでもね。でもチームとして掲げる究極のゴールは勝つこと。チャンピオンシップを勝ち取ることなんだ」とリラードは言う。

 昨季のリラードとブレイザーズは、3年ぶりにプレーオフのファーストラウンドを突破し、2000年以来初となるカンファレンス・ファイナル進出を果たした。そこでゴールデンステイト・ウォリアーズに4連敗を喫してしまったものの、昨季はチームとして躍進を遂げたと言っていいだろう。

リラードはエースとして、ブレイザーズのウエスト決勝進出の殊勲者となった[写真]=Getty Images

 では、リラード個人としてのゴールは何なのかと聞かれると、このように切り返している。

「俺個人としては、MVPになりたいね。簡単な質問さ。俺はまだ、チャンピオンとMVPになったことがないんだ。だから俺はそのためにプレーしているし、そのことが俺を向上させ続けているのさ」。

 16日(同15日)に『ESPN』が発表したNBAパワーランキングで、ブレイザーズはウエスト5位、リーグ全体でも8位という好位置につけた。

 MVPに関しては、昨季、一昨季ともにリラードが最終候補に選ばれることはなかったものの、MVP投票で一昨季は4位、昨季は6位に入っていた。今後チームがさらなる躍進を遂げることとなれば、リラードがMVPを獲得できる可能性はあるはずだ。

 キャリア8シーズン目となる今季、ブレイザーズはリラードを中心に、新戦力をチームに溶け込ませてどこまで勝ち上がることができるのか。ぜひとも注目していただきたい。

優勝とMVP獲得を目標に、今季もリラードはハイレベルなパフォーマンスを見せてくれるだろう[写真]=Getty Images

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