2019.09.16

「誰も俺たちとプレーオフで戦いたくはないだろうね」とドレイモンド・グリーン

今季のチームに自信をのぞかせたグリーン[写真]=Getty Images
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「出場する12人のうちの1人になれたらいいね」とオリンピック出場を希望

 201センチ104キロとパワーフォワードとしては身長が低い部類に入るドレイモンド・グリーン(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)は、昨季までのキャリア7シーズンで優勝3回をはじめ、オールスターに3回、オールNBAチームに2回選ばれており、リーグ有数の選手としての地位を確立してきた。

 グリーンは5年連続でファイナル進出を果たしたウォリアーズにおいて、厚みのある身体と機敏さを駆使してビッグマンからガードまでカバーできるリーグ最高級のディフェンス力を存分に発揮。2017年に最優秀ディフェンシブプレーヤー賞を獲得しただけでなく、これまでオールディフェンシブチームに5度も選出されたリーグ最高級のディフェンダーでもある。

 キャリア平均9.1得点6.9リバウンド4.9アシスト1.4スティール1.1ブロックを誇るグリーンは、今夏ウォリアーズとマックス額で延長契約を結び、キャリア8シーズン目を迎えようとしている。

リーグきっての万能型ディフェンダーとして活躍するグリーン(右)[写真]=Getty Images

 そんな中、9月13日(現地時間12日)に地元メディア『NBC Sports Bay Area』へ掲載された記事の中で、グリーンは来年の東京オリンピックについて語っていたので紹介したい。

 2008年の北京オリンピック以降、NBA選手で構成されたチームでアメリカ代表は国際大会を制してきたものの、今年の「FIBAバスケットボール ワールドカップ2019」では準々決勝でフランスの前に黒星を喫し、最終的に7位で大会を終えることに。

 16年のリオデジャネイロオリンピックでアメリカ代表として金メダルを獲得したグリーンは「俺はプレーしたい」と来年のオリンピックについて自らの本音を口にすると、こう続けた。

「たぶん、多くの選手たちがプレーしたがっているだろうね。来年のオリンピック出場選手をセレクトするトレーニングキャンプには、たくさんの選手が参加すると思う。俺も(ロースターの)12人の中の1人になれたらいいね」。

 オリンピックのロースターは今すぐ決まるものではないのだが、ディフェンスだけでなく、ドライブやパス、ゲームメイクもこなせるグリーンは、コート上で強烈な存在感を発揮することができるだろう。

「今シーズンの俺は自分の持ち得るベストなものを持ち込んでプレーする」

 そして今季について聞かれたグリーンは、「ステフィン・カリーがオフェンスの先頭に立つことは間違いない。それに俺たちは今でもすばらしいキャストがそろっている」と言い放った。

 昨季終了後、ケビン・デュラント(現ブルックリン・ネッツ)を筆頭にデマーカス・カズンズがロサンゼルス・レイカーズへ、アンドレ・イグダーラがメンフィス・グリズリーズへ、ショーン・リビングストンは引退と、ベテラン陣が相次いでチームを退団したものの、グリーンは今季のチームについても自信を持っているようだ。

「このチームにはディアンジェロ・ラッセルがいるし、ウィリー・コーリー・スタインのような若くて才能がある選手が数多くいる。それに俺は今シーズン、自分の持ち得るベストなものを持ち込んでプレーするつもりだ」という言葉を残している。

 今季のウォリアーズはカリー、グリーン、ラッセルを中心に、若手ぞろいのロースターで戦っていくことになるのだが、昨季のファイナル第6戦で左膝の前十字じん帯を断裂したクレイ・トンプソンがレギュラーシーズン後半まで不在な点は気がかりだ。

 攻防両面で重要な役割をこなすトンプソンがいない間、ウォリアーズは苦戦することが予想されており、今季のウェスタン・カンファレンス展望でウォリアーズをトップに推す者は皆無に等しい。

 それでも、グリーンは「クレイが2月くらいに復帰することになる。だからプレーオフになったら、誰も俺たちと戦いたくはないだろうね」と意に介さない。

 新加入選手が多いため、ウォリアーズは開幕後すぐさまチームがまとまるかどうかは疑わしい。だがチームとしての連係を深めて、トンプソンがラインナップに戻れば、恐ろしいチームが出来上がる可能性は十分ある。

 カリー、グリーン、ラッセルという主軸3選手の活躍はマストとしたうえで、若手選手たちが成長することができれば、今季も覇権争いに参戦してくるに違いない。

トンプソンの復帰まで、カリー(右)とグリーン(左)がウォリアーズをけん引していくこととなる[写真]=Getty Images