今季プレーするNBA選手たちの“今の実力”を『スポイラ』がランキング

　9月13日（現地時間12日）、現地メディア『Sports Illustrated』（スポイラ）が2019－20シーズンにおけるNBA選手トップ100を発表した。

　2014年から始まったこの人気企画は、選手のサラリーを度外視した現在の実力をベースにランキングされており、名物ライター陣の意見に加えて、『Basketball-Reference』や『NBA.com』、『ESPN.com』、『Cleaning the Glass』、『Synergy Sports』といったウェブサイトからデータも反映されており、選手たちの“今の実力”を示していると言っていい。

昨季ピストンズで4年ぶりにオールスターへ返り咲いたグリフィンは19位に入った[写真]=Getty Images

　ここでは、20位から11位にランクインした選手たちを紹介していこう。
※チーム名は略称、所属は現地時間9月12日時点のもの、G＝ガード、F＝フォワード、C＝センター

■『Sports Illustrated』が選出したNBAプレーヤーTOP100（20位から11位まで）
20位→ケンバ・ウォーカー（セルティックス／G）
19位→ブレイク・グリフィン（ピストンズ／F）
18位→アル・ホーフォード（シクサーズ／C-F）
17位→ドレイモンド・グリーン（ウォリアーズ／F）
16位→ラマーカス・オルドリッジ（スパーズ／C-F）
15位→カイリー・アービング（ネッツ／G）
14位→ルディ・ゴベア（ジャズ／C）

今季は自身初のオールスター選出が期待されるゴベア[写真]=Getty Images

13位→カール・アンソニー・タウンズ（ウルブズ／C）
12位→ラッセル・ウェストブルック（ロケッツ／G）
11位→ジミー・バトラー（ヒート／G-F）

リーグ有数のスコアリングPGや万能型ビッグマンがランクイン

　今季の上位20位には、当然のことながらリーグ有数の実力者たちが名を連ねた。リーグ屈指のスコアリングポイントガードとして知られるケンバ、カイリー、ウェストブルックは、今季いずれも新天地でプレーすることとなる。

　プレーオフへ出場することが濃厚なチームでプレーする3選手は、今季もコート上で絶大な存在感を放つとともに、すばらしいパフォーマンスを見せてくれることだろう。

　フロントコートで見ていくと、グリフィンやホーフォード、グリーン、オルドリッジ、ゴベア、タウンズと、攻防両面で活躍するビッグマンがズラリ。この中ではゴベアのみオールスター選出経験がないものの、2年連続で最優秀ディフェンシブプレーヤー賞（DPOY）に輝いただけでなく、オフェンス面でも年々向上を見せており、ウェスタン・カンファレンスの首位争いが期待できる今季、自身初のオールスター選出は射程圏内と見る。

　また、惜しくもトップ10入りを逃したバトラーは、シクサーズから4チームが絡んだサイン&トレードでヒートへ加入。昨季終了後に引退したドウェイン・ウェイド（元ヒートほか）からバトンを受け取り、ヒートの新たなリーダーとしてけん引していくことが期待されている。オールスター選出4度を誇る万能戦士の活躍にも注目していただきたい。

マーケット大学の先輩ウェイド（左）と後輩のバトラー（右）[写真]=Getty Images