
2015年のNBAドラフト全体4位でニューヨーク・ニックスに指名され、昨シーズン途中にダラス・マーベリックスへトレードされたクリスタプス・ポルジンギス。2017-18シーズンは平均22.7得点6.6リバウンド2.4ブロックをマークしていたが、2018年2月に左ひざ前十字じん帯断裂の大ケガを負った。現在は20カ月近くの戦線離脱を経て順調に回復しており、ビルドアップした肉体を披露するなど、来たる新天地でのシーズンに向けて着実に準備しているようだ。
『ESPN』によると、ポルジンギスは、「肉体的に状態は最高だよ。100パーセントであると感じる。おそらく人生の中で、これまでよりもコンディションは良好だと思う」と、非常に前向きなコメントを残した模様。また、「実戦から離れて随分と時間が経ったと思う。けれどリハビリを通して、これまでずっと努力してきた。コートに戻れること、自分のできることを証明するのがとても楽しみだよ」との言葉からは新シーズンへの高揚がうかがえた。
また昨シーズンのルーキー・オブ・ザ・イヤー受賞者のルカ・ドンチッチは、「彼は素晴らしいプレーヤーであり、才能の持ち主であり、ハードワーカー」とポルジンギスを高く評価し、「このチームには僕と彼を含めて、優秀な選手が多くいる。だからプレーオフへ行きたいと思うし、僕らならできるはずさ」と、キャリア2年目の抱負を語った。
トレード成立後には、ポルジンギスとドンチッチによるヨーロッパコンビに多くの期待の声が上がっていた。ポルジンギスがマブスと5年の長期契約を結んだことにより、チームは本格的かつ長期的に優勝を目指していくことになる。まだ年齢も若く、実績を残してきている2人が同じジャージを着てコートに立つ時は、多くのファンから注目を浴びる瞬間になるかもしれない。