直近3季でリーグ6位となる149勝97敗(勝率60.6パーセント)を記録する名将
現地時間10月20日。リーグの情報筋が『ESPN』へ伝えたところによると、ユタ・ジャズのクイン・スナイダーHC(ヘッドコーチ)が長期間の延長契約に合意したという。
スナイダーHCの現行契約は残り2年。今回の延長契約は複数年におよぶ長期契約になると同メディアが報じている。
デューク大学出身のスナイダーHCは、1992-93シーズンにロサンゼルス・クリッパーズでアシスタントコーチ(AC)を務めると、デューク大のAC経験を経てミズーリ大学、オースティン・トロズ(サンアントニオ・スパーズの下部組織)の指揮官に。
2010-11シーズンからフィラデルフィア・セブンティシクサーズ、ロサンゼルス・レイカーズ、アトランタ・ホークスのACを務め上げ、14-15シーズンからジャズのHCに就任。
昨季までの5シーズンで、スナイダーHCはジャズを227勝183敗(勝率55.4パーセント)へと導き、現在は3シーズン連続でプレーオフへと導いている。
直近3シーズンにおける149勝97敗(勝率60.6パーセント)はリーグ6位という好成績。強豪ぞろいのウェスタン・カンファレンスで、リーグ有数の戦績を残してきた。
ジャズは今夏、トレードとフリーエージェント(FA)でマイク・コンリー、ボーヤン・ボグダノビッチ、エド・デイビス、ジェフ・グリーン、エマニュエル・ムディエイといった選手を獲得し、戦力増強に成功。
ドノバン・ミッチェル、ルディ・ゴベア、ジョー・イングルズという主軸に新戦力を加えた豪華戦力で、ウェストの覇権争いに挑むこととなる。
スナイダーHCが指揮するジャズは、過去3シーズン連続でリーグトップ5のディフェンシブ・レーティング(100回のポゼッションにおける平均失点)を記録中。昨季は2位という高順位を残したディフェンスに、高位安定した得点力が加われば、レギュラーシーズン55勝以上も十分可能だろう。