2019.10.26

八村塁のNBAデビューに地元・米メディアも高評価

ワシントンDC市内に飾られているウィザーズ・八村塁のバナー[写真]=岡田由美子
日本のテレビ局で報道の編集・取材を経験。2017年にワシントンDCへ来て以来、バスケットボールをはじめとするアメリカのスポーツ文化や街ネタなどを中心に取材しています。

日本時間10月24日、堂々のNBAデビューを果たしたワシントン・ウィザーズの八村塁

試合では、日本人初となる開幕スタメン出場を果たすと、ダラス・マーベリックスを相手に14得点10リバウンドを記録。惜しくも結果は敗戦となったが、大物ルーキーのNBAデビューを地元ワシントンD.C.ではどのように報じていたのだろうか。

文=岡田由美子

 アメリカのメディアも八村の活躍ぶりを報じた――。

 チームのあるワシントンD.C.の地元紙ワシントン・ポスト(電子版)では、「注目の新星がNBAデビューを果たした」と記し、第1クォーターで6得点で好調なスタートを切ったと伝え、初得点がダラス・マーベリックスのクリスタプス・ポルジンギスよりも先であったと強調。プレー内容については、フィールドゴールが15本中7本であったことを挙げながら、一方で3ポイントシュートは全て外したことにも言及していた。


「試合には負けたが、これはほんの始まりに過ぎない」と八村。「このロードトリップでは、あと2試合あるので、ディフェンスをもっとやらないといけないし、攻撃的にもっとボールや物事を共有しなければならないと感じている」と今後に向けての課題と意欲を語っていた。

 また、NBCスポーツ(電子版)も「すぐにチームに貢献するだろうという高い期待がある」と高く評価。この日の八村のプレーをまとめた映像も紹介した。そこでは、八村の視野の広さやリバウンド感覚の良さ、攻撃面での強さなどをCGを駆使した映像を使ってナビゲーターが解説しており、「八村の万能さは強み」と称賛していた。

 ウィザーズのチーム公式サイトは八村の得点シーンなどをまとめたハイライト映像を紹介。「レギュラーシーズンのデビューの試合で序盤から気持ちよくプレーしていた」と大物新人ぶりを伝えた。

ワシントン・ウィザーズのアリーナであるキャピタル・ワン・アリーナ[写真]=岡田由美子

 開幕戦を終えたウィザーズ はオクラホマシティに移動し、10月25日(日本時間26日)にオクラホマシティ・サンダーと2戦目を行う。

BASKETBALLKING VIDEO