2019.10.29

ポーティスとバレットが大活躍! ニックスが終盤の15連続得点で逆転して今季初勝利

過去3試合で計18得点だったポーティスが28得点をマークした[写真]=Getty Images
国内外のバスケ情報をお届け!

バレットがニックスの新人として約40年ぶりの15得点15リバウンド5アシスト

 10月29日(現地時間28日)。開幕3連敗と苦しむニューヨーク・ニックスが、ホームのマディソン・スクエア・ガーデン(MSG)でシカゴ・ブルズと対戦した。

 第1クォーター。アウェーのブルズが33-15と、ニックスから大量18点のリードを奪うも、ニックスは徐々に巻き返し、点差を縮めていく。

 だがブルズもザック・ラヴィーンやラウリ・マルッカネンらのショットで攻めたて、第4クォーター残り3分33秒に8点差をつける。だがブルズはそこから失速してしまい、試合終了まで無得点に。

アウェーのブルズはラヴィーン(左)を中心にニックスからリードを奪ったものの、終盤に失速[写真]=Getty Images

 対するニックスはウェイン・エリントンのレイアップを皮切りに、マーカス・モリスRJ・バレットボビー・ポーティスが加点し、なんと15連続得点で一気に逆転。最終スコア105-98でブルズを下し、今季初勝利(1勝3敗)を手にした。

 ニックスはこの日、最大18点ビハインドを背負うも、復調したポーティスが逆転勝利の主人公へと躍り出た。

 ここまでの3試合で平均わずか6.0得点に終わっていたポーティスは、この試合で3ポイント4本すべて成功を含むゲームハイの28得点に11リバウンド2ブロックの大暴れ。「僕はまるでアニメに出てくるかのような選手なのさ。時々、自分が何を言ってるのか分からないこともある。僕はただ楽しみ、ゲームでプレーすることが大好きなんだ。最初の数試合、自分のプレーができていなかったと思ってたし、エナジーを持ち込んでいなかった。だから僕は、自分自身を取り戻したのさ」とポーティス。

 ニックスはポーティスのほか、新人バレットが19得点に15リバウンド5アシスト、ケビン・ノックスが14得点、ジュリアス・ランドルが13得点14リバウンド5アシストをマーク。

 ターンオーバーを17本も犯してしまったものの、ニックスはリバウンド数でブルズを圧倒。25本ものオフェンシブ・リバウンドをもぎ取り、63-38とリバウンド数で大差をつけた。

 中でもバレットはゲームハイの15リバウンドを獲得。『StatMuse』によると、ニックスのルーキーとしては1979年のビル・カートライト(元ブルズほか)が記録して以来、ニックスのルーキーとしては約40年ぶりとなる1試合15得点15リバウンド5アシスト以上の大活躍。

 NBA初勝利となったバレットは、「最高だったよ。勝利した感覚をもっともっと増やしていけるといいね」と口にした。

 一方のブルズは、ラヴィーンが21得点、ウェンデル・カーターJr.が20得点10リバウンド3ブロック、マルッカネンが18得点、サディアス・ヤングがベンチから15得点を記録するも、終盤にオフェンスが停滞してしまい、痛い敗戦を喫した。

バレットはルーキートップと言っても過言ではないほどの活躍を見せている[写真]=Getty Images

BASKETBALLKING VIDEO