2019.10.31

大ベテランのカーター、カーメロに関して言及「ベンチ出場ならチームを助けることができる」

キャリア22年目を迎えたカーターは、全盛期とは異なる役割を見出した[写真]=Getty Images
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カーメロは活路を見出せるか?

 2019-20シーズンが開幕してすでに1週間が経ち、各チームが熱い戦いを繰り広げている。将来有望な若手やスター選手たちの活躍も素晴らしいが、今季でシーズン22年目を迎えた42歳のビンス・カーター(アトランタ・ホークス)の存在感にも多くのファンが関心を寄せていることだろう。全盛期は豪快なスラムダンクなどアクロバティックなプレースタイルでファンを魅了したオールスター選手だったが、その後は3ポイントシュートを重視するリーグの進化とともに、アウトサイドシュートの精度を高めることで、素晴らしいロールプレーヤーへと姿を変えた。

 そういった経緯を経て、チームから新たな役割を求められても活躍を続けるカーターだが、『NBA.com』のカリ・アーノルド氏によれば、現在フリーエージェントのカーメロ・アンソニーに関して以下のように言及した。

「状況が異なるんだ。単にタイミングだと思うよ。僕は彼がNBAにふさわしい選手だと思うし、あらゆるレベルにおいて、このリーグにおける功績あるスコアラーの1人だと思う。純粋な点取り屋なんだ。時が来ればどこかのチームが彼を獲得すると思うし、スコアラーを必要とするプレーオフチームが狙うだろう。彼がベンチから出場する気でいるなら、スターターのメンタリティでチームを助けられるだろうね」

 かつてオールスターだったカーターは、リーグや環境の変化を受け入れて己のピークを見定めたことで、現在の成功があると言っていいだろう。すべてのオールスター選手が彼のようにスタイルやメンタリティを時の流れとともに変えていけるわけではない。だが歴代屈指のスコアラーであるカーメロが再びチャンスを得るには、カーターが述べたようなベンチ出場などの新しい役割を受け入れるなどして、目の前の変化に順応していく必要がありそうだ。

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