2019.11.03

昨季プレーオフの雪辱、ラプターズを撃破したヤニス「すごいモチベーションがあった」

トリプルダブル級の成績でバックスをけん引したアデトクンボ[写真]=Getty Images
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「カワイはもういないけど、選手たちはステップアップしている」と警戒

 11月3日(現地時間2日)。ミルウォーキー・バックスはホームのファイサーブ・フォーラムで、トロント・ラプターズとの試合に臨んだ。

 昨季リーグベストの60勝22敗を挙げたバックスにとって、ラプターズは因縁の相手。昨季プレーオフ、イースタン・カンファレンス・ファイナルで激突した両チームは、バックスが2連勝と好スタートを切るも、ラプターズが一気に巻き返して4連勝でシリーズはフィニッシュ。

 バックスの大黒柱ヤニス・アデトクンボは、カワイ・レナード(現ロサンゼルス・クリッパーズ)を中心とするラプターズのディフェンス陣の前に、シリーズ平均22.7得点、フィールドゴール成功率44.8パーセントに抑え込まれてしまった。

昨季プレーオフではラプターズのディフェンスに苦しめられたアデトクンボ[写真]=Getty Images

「僕にはすごいモチベーションがあった。でも彼らは(昨季とは)明らかに違うチーム。カワイはもうあのチームにはいない。でも、あのチームの選手たちはステップアップしている」と明かしたアデトクンボは、115-105と見事バックスを勝利へと導いた。

 この試合、アデトクンボは36得点15リバウンド8アシスト4ブロックと大車輪の働き。さらにエリック・ブレッドソーが14得点9リバウンド5アシスト、クリス・ミドルトンが11得点7アシスト、ブルック・ロペスが11得点を挙げたほか、ベンチスタートの6選手がいずれも5得点以上と、チーム全員で勝利をつかんでいる。

 第1クォーターに36-17とスタートダッシュに成功したバックスだったが、第2、3クォーターに限って言えば、ラプターズが73-59とペースをつかんでいた。「このチームの選手たちが相手のランを引き留め、勝利する術を見出したことを誇りに思うよ」とマイク・ブーデンホルザーHC(ヘッドコーチ)は選手たちを称えていた。

開幕6試合で史上初の快挙を達成も、「リラックスしちゃいけない」とけん制

 ラプターズではカイル・ラウリーが36得点に4リバウンド6アシスト、パスカル・シアカムが16得点5リバウンド、フレッド・バンブリートが12得点6リバウンド7アシスト、サージ・イバカが11得点4ブロック、マルク・ガソルが10得点12リバウンドをマーク。

 前半に50-66とバックスに圧倒された前半について、「ひどいプレーだった。ショットを決め切ることができなかったし、何もさせてもらえなかった」とシアカムは振り返ったものの、バンブリートは「僕らにはいいゲームプランがあったんだ。それがうまく遂行できなかったということ。こういう日もあるさ」と自信を失ってはいなかった。

 バックスはラプターズを下したものの、今季はボストン・セルティックス戦で前半に19点、マイアミ・ヒート戦では第3クォーターに21点をそれぞれリードしていたものの、いずれも逆転負けを喫していただけに、アデトクンボも気を引き締めている。

「僕らはもっとチームとして向上しないといけない。リラックスしちゃいけないんだ。僕らに何か与えられるものなんてないんだ」。

今季はアシスト数もアップさせているアデトクンボ[写真]=Getty Images

 もっとも、昨季のMVPアデトクンボにとって、個人としては申し分ない成績を残している。今季6試合を終えて、アデトクンボは160得点(平均26.7得点)に83リバウンド(平均13.8本)、46アシスト(平均7.7本)をマーク。

 開幕6試合で150得点、80リバウンド、40アシスト以上を達成した選手はNBA史上初なだけに、今季もバックスのフランチャイズプレーヤーとして八面六臂の活躍を見せてくれることだろう。