2019.11.13

マブスのポルジンギス、復調に自信を見せる「あとは時間の問題だ」

新天地マブスで1年目を迎え、主力選手として活躍するポルジンギス[写真]=Getty Images
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復調に向けて前向きなポルジンギス

 今シーズンは若きチームのエースであるルカ・ドンチッチと、トレードによって新加入したクリスタプス・ポルジンギスというヨーロッパコンビを結成したダラス・マーベリックス。11月13日(現地時間12日)の時点では6勝4敗という戦績を記録し、激戦区と言われるウェスタン・カンファレンスで勝ち越している。

 ポルジンギスはニューヨーク・ニックス在籍時の2017-18シーズンに左ひざ前十字靭帯断裂の大ケガを負い、完全回復のために翌シーズンを全休している間にマブスへ移籍することになった。そして今季は長い時間を経てコートへ戻り、ここまで9試合に出場して平均18.3得点7.9リバウンド2.4ブロックという数字を残している。だが大ケガによる1年以上のブランクがあるために、彼は試合勘を取り戻すことに現在は集中しているようだ。

 現地メディアの『Sports Illustrated』によれば、ポルジンギスは、「オフシーズンには多くのピックアップゲームをプレーして、自分のリズムを見つけようとしたんだ」と、コメント。続けて、「試合における細かい要素、どこで接触プレーが行われるのか、試合ではスピードが異なることなども把握しようとした。そういったことは、今でも僕自身が慣れていかなきゃならないことなんだ」と、完全復活に向けての意気込みを語った。

 またポルジンギスは、9日(同8日)に行われた古巣ニックス戦での28得点9リバウンド5ブロックという活躍を振り返りながら、以下のようにコメントした。

「今はもっと良いプレーをしたいし、すべてにおいて正しい決断をしたい。たとえ自分がリズムに乗れていていても、ここまでプレーしてきて、コートの上で正しい決断がいつもできなくても。失敗をすることは当然のこと、でも前のニックス戦では、良い感覚を感じられて嬉しかったね。もっと試合が自分にとって良くなるようにするし、あの試合ではアグレッシブでありつつ、リラックスしていた。だからもう少しだ、もう少し。あとは時間の問題だよ」

 2015年にNBAドラフトでニックスから全体4位指名を受けた当初は、ポルジンギスはドラフト会場でニックスファンにブーイングをくらった。しかし221センチから放たれる柔らかなシュートタッチは、昨季まで21年間マブス一筋だったダーク・ノビツキーを彷彿させ、次々とファンを虜にしていった。大ケガを乗り越えて、彼の高いポテンシャルが新天地マブスでどのように開花していくのか、非常に楽しみである。

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