2019.11.20

ヒート球団社長、現チームに言及「楽観的に捉えている」

長年ヒート球団社長を務めてきたライリー氏[写真]=Getty Images
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百戦錬磨のライリー氏

 昨季オフシーズン、マイアミ・ヒートはサイン&トレードでジミー・バトラーを獲得し、今季は11月20日(現地時間19日)の時点で9勝3敗を記録。ルーキーのケンドリック・ナンタイラー・ヒーローの活躍もあり、球団レジェンドのドウェイン・ウェイド(元ヒートほか)が昨季で引退してからは、新たな時代へと突入しつつある。

 これまでヒートの支柱として長年チームを従えてきた人物がいる。球団社長のパット・ライリー氏だ。もともとロサンゼルス・レイカーズのヘッドコーチとして4回の優勝を経験し、マジック・ジョンソン(元レイカーズ)を指導したライリー氏は、ニューヨーク・ニックスのHCを経て、2006年にヒートの球団初優勝時に球団社長兼HCを務めていた。

 コーチ職を退いた後は現職で2010年のオフシーズンにレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)とクリス・ボッシュ(元トロント・ラプターズほか)の獲得に成功し、4年連続でNBAファイナルに進出。2012年と2013年に2連覇を達成して王朝を築いた。2014年オフシーズンにレブロンがチームを去ってからは、ボッシュの肺血栓が発覚や、フランチャイズプレーヤーだったウェイドとも確執が生じて一時的に袂を分かつことに。だがその後も果敢にプレーオフ進出に挑み、ヒートの“タフさ”を売りにしたチームカルチャーを構築し続け、今季はスターのバトラーを迎え入れることができた。

『Miami Herald News』によると、ライリー氏が現在のチームの状態に関して言及したようだ。「うれしく思う。私はこのチームについて、今でも慎重かつ楽観的に捉えている。健康とは優先事項だ、かねて注視されるように。選手たちが病気になることは除いて、我々はここまでかなり幸運であると思う。ここから先の道のりを見て行こうじゃないか」と、現状を前向きに捉えた。

 現役時代にレイカーズの選手として活躍し、長年リーグに君臨してきたライリー氏。選手時代から現在まで実に9個のチャンピオンリングを手にしてきたが、現在74歳の彼が球団社長を退くまでに、もう一度優勝を狙っていても不思議ではないだろう。

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