2019.12.20

ウィザーズのブルックスHCがウォール復帰について言及「今季終了としたわけではない」

ウォールは今季中に復帰できるのか?[写真]=Getty Images
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「2020-21シーズンにフォーカスしている」と語るも、今季中に復帰する可能性について否定せず

 昨年12月末。ワシントン・ウィザーズのジョン・ウォールは、左かかとにある踵骨棘(しょうこっきょく)の修復手術を受けるため早々にシーズンを終えた。

 ところが、今年1月9日(現地時間8日)に左かかとの手術を行い、2月5日(同4日)に術後の患部への感染症について対処している際に、左足のアキレス腱部分断裂が見つかったため、ウォールは約12か月の長期離脱が発表された。

 今季のウォールは、非公式のアシスタントコーチとして、スコット・ブルックスHC(ヘッドコーチ)やコーチングスタッフと共にベンチへ座り、チームメートたちを鼓舞しつつ、時折指導している。

リーグ有数の司令塔と知られるウォール(中央)がいれば、ウィザーズはもっと勝てていたはず[写真]=Getty Images

 開幕前の時点で、ウォールは今季絶望という見方が強かったのだが、ウォールは12月17日(同16日)にデトロイトで1人アリウープから豪快なダンクをたたき込んでおり、順調に回復しているように見えた。

 地元メディア『The Washington Post』のキャンディス・バックナー記者によると、ウォールが今季中に復帰してプレーするかどうかについて、ブルックスHCが「我々は彼を今季終了としたわけではない。2020-21シーズンにフォーカスしている」と語っていたと報道。

非公式でコーチを務める傍ら、ウォールはワークアウトもこなしている[写真]=Getty Images

 ブルックスHCはウォールがアシスタントコーチと1対1したことを明かしており、「組織的に今後何かが起きるだろう。私は彼が今こなしていることを気に入ってる。どんなワークアウトもこなせるようになってきている」と語っていたと同記者は言う。

 ウィザーズは現在、8勝18敗でイースタン・カンファレンス12位。プレーオフ出場圏内に入り込むチャンスは残されているだけに、もしウォールが復帰できるのであれば、間違いなく大きな戦力となる。

 オールスター選出確実と言われるほどの活躍を見せているブラッドリー・ビールだが、相手チームはダブルチームでビールをガードしており、苦しい状況が続いている。

 来季には完全復活することが期待されているウォール。キャリア平均19.0得点9.2アシスト1.7スティールを記録する司令塔が、来季に向けた準備として今季少しでもプレーできるのであれば、現有戦力との相性などを把握できるため、ウィザーズとウォール、選手たちにとってもプラスとなるはずだ。

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