2019.12.29

ウォリアーズ指揮官から見たカリーとドンチッチの類似点は「笑顔でプレーしている点」

リーグ屈指の人気を誇るカリーとドンチッチの類似点について語ったカーHC[写真]=Getty Images
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「笑顔でプレーするところがステフと似ているんだ。ファンはきっと笑顔でプレーしている姿を見ることが大好きだと思うよ」とスティーブ・カーHC

 12月26日1時(現地時間25日の東部時間11時)。2020年2月17日(同16日)にイリノイ州シカゴで行なわれる「NBAオールスターゲーム2020」のファン投票がスタートした。

 オールスターの先発メンバーは昨季同様、ファン(50パーセント)、現役選手(25パーセント)、メディア(25パーセント)の投票結果を統合して決められ(カッコ内は投票が占める割合)、各カンファレンスからバックコート2名、フロントコート3名の計10選手が決まる。ファン投票は1月21日(同20日)に締め切られ、24日(同23日)に『NBA on TNT』の番組内で発表される予定となっている。

 昨季イースタン・カンファレンスでトップに立ったのはヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス/437万5,747票)。ウェスタン・カンファレンスではレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ/462万809票)がリーグ全体でトップに立ったのだが、ウェスト全体2位、リーグ全体で3位に入ったのは当時ルーキーのルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス/424万2,980票)。

楽しそうにバスケットボールをプレーするドンチッチ[写真]=Getty Images

 リーグ全体で400万を超える得票数があったのはレブロン、アデトクンボ、そしてドンチッチしかいないだけに、2年目を迎えた今季、ドンチッチは間違いなくスターター枠でオールスター初選出を決めることだろう。

 ちなみに、バックコートでは誰がトップの得票数を得たのかというと、イーストではカイリー・アービング(現ブルックリン・ネッツ)、ウェストではステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)。

 カイリーは388万1,766票、カリーが386万1,038票を手にしたのだが、今季は両選手ともケガによる欠場が続いており、来年のオールスターはファン投票でよほどの得票数を獲得できない限り、落選する可能性が高い。

親しみやすい笑顔でもファンを魅了するカリー[写真]=Getty Images

 そんな中、ウォリアーズの指揮官を務めるスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)が、リーグ屈指の人気を誇るドンチッチについて『The Dallas Morning News』へ語っていたので紹介したい。

「笑顔でプレーしているのは比較的ユニークだね。ほぼ全ての選手は集中してるか、真剣な表情でプレーしている。でもサンアントニオ(スパーズ)戦でルカを見た時、彼は(右足首ネンザから)復帰したばかりなのに笑顔を見せて笑っていたんだ」とカーHC。

 そしてリーグ屈指の人気者であるカリーとの類似点について、こう明かした。

「笑顔でプレーするところがステフと似ているんだ。ファンはきっと笑顔でプレーしている姿を見ることが大好きだと思うよ。彼らがバスケットボールを楽しんでいるところを見ることができるんだからね」。

 カーHCが指摘したとおり、カリーとドンチッチは柔らかい表情で屈託のない笑顔を見せることがしばしばあり、プライベートや練習中、試合前後の会見にとどまらず。試合中も白い歯を見せていることがある。

 もちろん、両選手が勝負どころやチームが劣勢な場面で笑ったりすることはない。ただし、好プレーが決まったり、劇的な勝利を飾った瞬間、あるいは試合を勝利で終えた時、一気に破顔することが見てとれる。

 カリーとドンチッチの笑顔は、世界中のファンを惹きつけている要因の1つと言っていいだろう。

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