2020.01.06

八村塁が負傷後初の会見「プレーする準備はできてる。プレーできるのが待ちきれない」

現状について会見で明かした八村[写真]=Getty Images
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負傷後も「毎日テレビでバスケの試合を見ながら、頭でもバスケをしてる」

 1月4日(現地時間3日)。ワシントン・ウィザーズは、ホームのキャピタル・ワン・アリーナでポートランド・トレイルブレイザーズ戦に臨むも、103-122で敗れた。

 だがこの日、八村塁が約3週間ぶりにチームへ合流し、ベンチからチームメートたちへ声援を送っていた。昨年12月17日(同16日)のデトロイト・ピストンズ戦で鼠径部を打撲した八村が戻ってきたことについて、スコット・ブルックスHC(ヘッドコーチ)は試合後に喜びのコメントを残した。

「今日一番良かったことは、塁が戻ってきたことだね。みんな塁のことが大好きだから、いなくて寂しかったよ。彼はいつもいい笑顔を見せてくれるし、最高の性格で、すばらしいチームメート。それにコーチングしやすい選手でもあるから大好きだ。皆がそう思ってるよ。私も今日はホッとしながら家に帰れるよ。これから引き続き会えるのがうれしい」。

約3週間ぶりに八村がチームへ合流(写真は12月のホーネッツ戦)[写真]=Getty Images

 すると翌5日(同4日)のデンバー・ナゲッツ戦を前に、八村が会見に臨んだ。久しぶりにチームメートたちと再会した八村は「久しぶりに皆に会えたので、すごいうれしかったです」と喜ぶと、「皆からは『どこにいたんだ?』『どうだった?』みたいなことと、『チームにいなくて寂しかったぞ』といったことを言われました」とチームの日本語版公式ツイッターへコメント。

 リバウンド争いをしている際、チームメートのアイザック・ボンガの足が鼠径部に当たってしまい、負傷したことについては「動画も何回か見たんですけど、あれはアクシデントだと思います。そういうことを僕がやる可能性もあるので。ボンガは試合後に僕へテキストを送ってくれましたし、ボンガの方もつらい思いをしたんじゃないかなと思います」と八村はボンガを気遣った。

 ゴンザガ大学2年次から、レギュラーシーズンとNCAAトーナメント、夏には日本代表としてFIBAワールドカップの予選(2018年)と本戦(2019年)をプレーしてきた八村にとって、今回の欠場は久々のこと。

 その中で、「毎日、テレビでバスケットボールの試合を見ながら、しっかり頭でもバスケをしてるので、バスケの感覚を忘れずにきちんとできているんじゃないかなと思います」と八村は言う。

 そして「NBAでも毎日のように試合をやってるので、動画とかテレビとかをよく見て、カレッジのゲームも見て、どれだけNBAのペースとか、どういうところが違うのかというところも分かってきたので、勉強になってると思います。こういう時に一回自分で落ち着いてバスケの勉強ができるなと思って、この2、3週間いい勉強ができているので、ちゃんと活かしていかないといけないな、と思ってます」と口にした。

会見中には時折笑顔を見せていた八村[写真]=Getty Images

「ケミストリーはいい状態だと思うので、これから僕もチームが勝利できるように助けていけたら」と意気込む

 鼠径部のケガについて「徐々に回復してきている」と八村は明かしたものの、「2週間後に再診断を受ける予定」となっているため、今月中旬まではベンチを温めることになるという。

 それでも、「プレーする準備はできてる。プレーできるのが待ちきれない。チームに戻って、ゲームに出場するのが待ちきれない」と複数の現地メディアへ語っていた。

 ここまで平均29.2分13.9得点5.8リバウンド1.6アシストを記録する“日本の至宝”の会見は、『ESPN』や『RealGM』など複数の現地メディアが報じており、その注目度の高さがうかがえる。

 ウィザーズは現在もトーマス・ブライアントやモリッツ・ヴァグナー、ダービス・ベルターンスなどフロントコートにケガ人を多く抱えている中、八村は「チームとして、こういう山場を乗り越えていって、強くなると思います」と語り、「チームとしてもケミストリーはいい状態だと思うので、これから僕もチームが勝利できるように助けていけたら」と意気込んでいた。

 八村が再びコート上で躍動するまで、約2週間を要するものの、レギュラーシーズンは4月中旬まで続く。2020年は東京オリンピックもあるだけに、今はケガを完治させることを最優先に取り組んでほしいところだ。

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