2020.01.08

ジャズのシャープシューター、ボーヤン・ボグダノビッチが約19年ぶりの珍記録

好調を維持するジャズのセカンドオプションとして活躍するボグダノビッチ[写真]=Getty Images
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35得点以上でリバウンド、アシスト、スティール、ブロックなしは2000年12月以来初、25得点以上では1973-74シーズン以降初の2試合達成

 1月7日(現地時間6日)に行われたニューオーリンズ・ペリカンズ戦。ユタ・ジャズは接戦の末に128-126で勝利し、6連勝を飾った。

 ジャズは直近12試合で11勝と絶好調。チームトップの35得点をマークしたボーヤン・ボグダノビッチは「最近の僕らは、最高のバスケットボールをプレーできている」と自信を見せた。

 今季からジャズに加入したボグダノビッチは、正確無比なシュート力とタフなディフェンスが特徴の30歳。キャリア6年目の今季は、エースのドノバン・ミッチェル(平均25.0得点)に次ぐチーム2位の平均20.9得点に4.4リバウンド2.0アシストを残し、チームトップとなる平均3.0本の3ポイントを沈めており、成功率も41.8パーセントと高精度を誇る。

 もっとも、ペリカンズ戦におけるボグダノビッチは、ユニークな記録を残していた。33分17秒コートに立ち、チームトップの35得点を挙げたものの、リバウンド、アシスト、スティール、ブロックはなし。

 『StatMuse』によると、35得点以上を挙げた選手で同様の成績に終わったのは、2000年のアラン・ヒューストン(元ニューヨーク・ニックスほか)以来初だという。

 シュート力を最大の武器としていたヒューストンは、同年12月3日(同2日)のミネソタ・ティンバーウルブズ戦で38分15秒に出場。20本放ったショットのうち16本を成功、3ポイント2本、フリースロー3本を全て決め切り、ゲームハイの37得点をたたき出してニックスを勝利へと導いた。

高いシュート力を武器に得点を量産したヒューストン[写真]=Getty Images

 ただ、このハードルを25得点以上にしてみると、ボグダノビッチはスティールとブロックが公式スタッツとなった1973-74シーズン以降、2試合でこの記録を達成しており、史上初だと『Elias Sports Bureau』が報道。

 ボグダノビッチはインディアナ・ペイサーズに在籍していた2018年3月30日(同29日)のサクラメント・キングス戦で、35分51秒プレーして25得点を挙げながらリバウンド、アシスト、スティール、ブロックはいずれもゼロという珍記録を残していた。

 この2試合において、ボグダノビッチが残したのはスタッツ上では得点とファウル、ターンオーバーのみだが、いずれも勝利に貢献しており、それぞれのチームにおいて不可欠な選手だったことは言うまでもない。

 ミッチェルに次ぐジャズの頼れるスコアラーには、今後も高位安定したパフォーマンスを期待したいところだ。

新天地ジャズでキャリアハイの得点を記録中のボグダノビッチ[写真]=Getty Images

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