2020.01.16

ウォリアーズ指揮官、クレイ・トンプソンの回復具合について「彼は着実にプロセスを歩んでいる」

左膝前十字靭帯断裂という大ケガから復帰を目指すトンプソン(右)[写真]=Getty Images
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順調な回復をしているトンプソン

 昨季NBAファイナル第6戦にて、左膝前十字靭帯断裂という大ケガを負ったゴールデンステイト・ウォリアーズのクレイ・トンプソン。断裂直後は痛みに表情を歪めてしばらく立ち上がれず、そのままロッカールームへ下がると思われた。だが球団スタッフの必死な呼び止めさえも気に留めずにコートへ戻り、ファンからの大歓声の中、執念のフリースローを2本沈めた。トンプソンが真の競争者であることを証明したこのシーンは、彼のキャリアと長いNBAの歴史におけるハイライトシーンとして残るに違いない。

 あれから約7ヶ月が経つが、現在復帰に向けて懸命なリハビリに取り組んでいるトンプソンについて、ウォリアーズのスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)が言及した。『The Athletic』のアンソニー・スレーター記者が報じている。カーHCはトンプソンのコンディションに関して、「フロアに立つクレイを見たよ。シュートを多く放っていた。彼は見事なストロークを描いていたよ」と、シューティングが行えるまでにトンプソンが回復したことを打ち明けた。「笑顔を浮かべて微笑みながら、シュートに取り組んでいた。実際にその場で彼の姿を目にして、彼の状態のよさを感じられる以上に、それは素晴らしい光景だった」と、トンプソンのシュートを振り返っている。

 またカーHCは今後のトンプソンについては、「そのコンディションを確認できた彼にとっては、復帰までもう少しといったところだろう。彼は着実にプロセスを歩んでいる。いい感覚をようやく覚えたばかりだ。ルーチンは変わっている。これからはもっとフロアに立つことが増えるだろう」と、非常に前向きな見解を示している。

 トンプソン本人も、「できることなら試合に出場したい。ここまで長いプロセスだった。あのファイナル第6戦の3日後から、リハビリをずっと続けてきている。姿を多く見せることはなくても、復帰に向けて懸命にリハビリに取り組んでいる。今季はどうなるかわからないけれど、コートには立ちたい」と、『ESPN』をとおしてコメントした。

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