2020.01.24

ペリカンズのフロントが大絶賛した“規格外の新人”ザイオン・ウィリアムソンの能力

日本時間23日に念願のNBAデビューを飾ったザイオン[写真]=Getty Images
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キッドやマーブリー、カイリーよりも「横へのクイックネスが優れている」

 1月23日(現地時間22日、日付は以下同)に行われたサンアントニオ・スパーズ戦で、ザイオン・ウィリアムソン(ニューオーリンズ・ペリカンズ)が遂にNBAデビューを果たした。

 198センチ129キロという屈強な肉体を持ちながら、驚異的な身体能力を兼備する“規格外の新人”は、18分18秒のプレータイムながらチームトップタイの22得点に7リバウンド3アシストをマーク。

 第4クォーターで見せた17連続得点、4本連続で3ポイントを沈めるなど、会場のボルテージを飛躍的に高めたザイオンのプレーの数々は、強烈なインパクトを放っていた。

昨年6月のドラフトから約7か月。ザイオン(中央)が遂にNBAのコートに立った(左はグリフィン、右はジェントリーHC)[写真]=Getty Images

 ザイオンのデビュー戦から一夜明けた24日。『NBC Sports』へ掲載された記事の中で、ペリカンズのバスケットボール運営部門副代表を務めるデイビッド・グリフィンが、興味深い言葉を口にしていた。

 グリフィンはこれまで、「ザイオンのような選手は見たことがない」と何度も口にしてきたのだが、フェニックス・サンズ、クリーブランド・キャバリアーズ、そしてペリカンズでフロント職を務めてきたグリフィンにとって、その期間に所属していた全てのポイントガードよりも、ザイオンは「横へのクイックネスが優れている」という。

 スパーズ戦でもリング下でショットをミスするも、あっという間にオフェンシブ・リバウンドをもぎ取り、ショットを決めていたザイオン。プレシーズンのユタ・ジャズ戦では、ルディ・ゴベア相手にショットをミスするも、すぐさまリバウンドに反応し、クイックジャンプで豪快なプットバックダンクをたたき込んでいた。

 とはいえ、グリフィンがフロントを務めていた期間、サンズではジェイソン・キッド(元ダラス・マーベリックスほか)、スティーブ・ナッシュ(元サンズほか)という2人の殿堂入りポイントガードがおり、ステフォン・マーブリー(元ニューヨーク・ニックスほか)という身体能力の高いスコアリングガードもいた。キャブズではカイリー・アービング(現ブルックリン・ネッツ)というリーグを代表するガードもいたため、「信じられない」と感じても不思議ではない。

 それでも、「彼らよりも上なのか?」と聞かれたグリフィンは「そうだ。間違いない」と断言。身長という面ではパワーフォワードの中で最も低い部類に入るものの、ザイオンが持つパワーとクイックネスはまさに脅威そのもの。

 そんなザイオンを象徴するプレーと言えば、やはりダンクとブロックショットだろう。超人的な跳躍と、あふれんばかりのパワーを爆発させて繰り出されるこれらのプレーが、25日のデンバー・ナゲッツ戦でお披露目となるのか。今後の展開が楽しみでならない。

グリフィンがサンズでフロントを務めていた時期に、キッド(右)やマーブリー(左)がプレーしていた[写真]=Getty Images