2020.01.24

スパーズ指揮官、ザイオンのデビュー戦について「全世界が彼のプレーを求めている」

鮮烈なデビューを飾ったザイオン[写真]=Getty Images
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ついにデビューを果たしたザイオン

 1月23日(現地時間22日)、注目のルーキーであるニューオーリンズ・ペリカンズのザイオン・ウィリアムソンは、サンアントニオ・スパーズ戦でついに公式戦デビューを果たした。この日のデビュー戦では、第4クォーター中盤だけで3ポイントシュート4本含む連続17得点というパフォーマンスを見せ、ペリカンズのホームではファンたちが大熱狂。試合には121-117で敗れたものの、ザイオンはデビュー戦で22得点7リバウンド3アシストをマークした。

 膝のコンディションのために出場時間は制限がかかっており、この試合では約18分に抑えられていたザイオン。しかし20分に満たない時間で堂々たるスタッツを残し、『ESPN』によれば、ペリカンズの選手のデビュー戦としては、アンソニー・デイビス(ロサンゼルス・レイカーズ)の21得点を超える記録になったという。

 また同メディアのアンドリュー・ロペス記者によれば、ペリカンズのアルビン・ジェントリーHC(ヘッドコーチ)いわく、ザイオンは翌日の練習にフルで参加し、一切の痛みを感じなかったという。右膝の半月板損傷で44試合を欠場したが、ケガは完治しているようだ。

「彼が戻ってきてくれたことが嬉しい。あの様な才能において、彼は特に素晴らしい選手だ」と、この試合後のインタビューに応じたのは、スパーズのグレッグ・ポポビッチHC(ヘッドコーチ)だ。『The Los Angels Times』のブラッド・ターナー記者が報じている。「全世界が彼のプレーを求めている。ペリカンズにとっていい知らせだったのは明らかだが、バスケットボールにとっても明るい出来事だ。彼は選手としても1人の人間としてもきちんとしている」と、ザイオンを絶賛している。

 高校時代からすでに大きな注目を浴びていたザイオン。長いリハビリ期間中ではなかなかコートに立てないことに苛立ちもあったが、夢が叶ったと語る。10年に1人の逸材とも言われている大物ルーキーの輝かしいキャリアは、ここから始まっていく。

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