2020.01.24

ピストンズのケイシーHC、デリック・ローズについて「まるでMVPを受賞した時のようだ」

今季ピストンズで活躍しているローズ[写真]=Getty Images
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開幕から安定した活躍をするローズ

 今シーズンは新天地デトロイト・ピストンズでシックスマンとして活躍してきたデリック・ローズ。シカゴ・ブルズ時代のアクロバティックなプレー、数々の膝の大ケガを経て、現在はスキルと経験を武器に成熟した戦いぶりを披露している。

 今季はここまで39試合に平均26.2分出場し、平均18.5得点2.5リバウンド5.9アシストをマーク。フィールドゴールも49.7パーセント、3ポイントシュートは31.0パーセント、フリースローも86.8パーセントを記録し、全体的に高い水準を誇る。

 基本的にベンチ起用がメインであったローズだが、1月15日(現地時間14日)のボストン・セルティックス戦から4戦連続でスターターとしてプレー。その4試合すべてで20得点オーバーを記録し、戦績も3勝1敗とチームの勝利に貢献している。

『The Detroit News』によれば、ピストンズのドウィン・ケイシーHC(ヘッドコーチ)はローズの活躍ぶりについてコメントしたそうだ。「彼は自分の才能を証明している。NBAにおいては才能によって勝るものがあり、彼は我々の中でも特に才能豊かな選手だ」と、称賛の言葉を送る。「彼の出場時間をコントロールするためにベンチ起用をしていた。彼は今でも素晴らしくて、まるでMVPを受賞した時のようだよ。無理な起用を避けるためにも、今後も彼の出場時間を注視しなければならない」と、ローズの起用法について語った。

 昨季のキャリアハイ50得点から、今季はさらなる復活と進化を果たしているローズ。『Clutch Points』によれば、彼はピストンズでのプレーが幸せであるとし、トレードは要求しないと話している。だがピストンズは再建に向けて、彼と引き換えに1巡目指名権を模索しており、ロサンゼルス・レイカーズやフィラデルフィア・セブンティシクサーズが興味を示しているそうだ。強豪球団から必要とされていることは、それだけ彼の実力が認められていることの表れだろう。果たしてローズは今後トレードされることになるのだろうか。

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