「コービーのような選手には2度と会うことはないでしょう」とマジック・ジョンソン

オールスターゲーム前に、コービー(左)への思いを語ったマジック(右)[写真]=Getty Images

マジックがオールスター本戦を前にコービーへの思いを語る

 2月17日(現地時間16日、日付は以下同)。イリノイ州シカゴにあるユナイテッド・センターにて、「NBAオールスターゲーム2020」が開催された。

 1月に前NBAコミッショナーのデイビッド・スターン、1月末にコービー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)とその次女ジアナを含む9名がヘリコプター墜落事故によって逝去したことを受け、今年は両者への追悼が込められたオールスターに。

 試合前には、レイカーズで5度の優勝を勝ち取った206センチの超大型ポイントガード、アービン“マジック”ジョンソン(元レイカーズ)が登場した。

オールスターゲーム開始前にマジックがスピーチを行った[写真]=Getty Images

「我々は今後、特にコービーのようなバスケットボールプレーヤーには2度と会うことはないでしょう。彼は1試合で81得点、現役最後の試合で60得点を残しました。そして5度のチャンピオンシップを勝ち取っています」と語ると、自身のコービーに関するエピソードをこう口にした。

コービー・ブライアントという男について、私が最も誇りに思うこと。それはロサンゼルスには自分の家がない人たちが何百万とおり、コービーは彼らが家とシェルター(避難所)を手にすることができるよう、毎晩戦ってきたことです。彼はそのことに情熱を注いでいました。そして、彼は最高の父、夫、映像作家となるべく精いっぱい取り組んできました。それだけに、私たちはとても傷ついています。NBAファミリー全体にとって、(彼を失ったことは)非常につらいことです」。

 会場では“コービー! コービー!”コールが鳴り響く中、マジックはコービーがキャリア最初の10シーズンで着用していた背番号8に合わせて、会場に集まった大勢の観客と共に8秒間の黙とうを行い、レジェンドへの追悼を行った。

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