日本時間25日は八村塁が昨季のMVPヤニス・アデトクンボと初対決
2月24日(現地時間23日、日付は以下同)。イースタン・カンファレンス9位のワシントン・ウィザーズがシカゴ・ブルズに117-126で敗れたことで、ミルウォーキー・バックスのプレーオフ出場が決定した。
『Elias Sports Bureau』によると、4月19日に幕を開けるプレーオフまで、まだ55日間もある中で確定したのは少なくとも過去15年間で最速。今季のイーストは7位のブルックリン・ネッツ(26勝29敗)以降の全チームが勝率5割未満となっている。
その一方で、イースト首位のバックスはリーグトップの48勝8敗(勝率85.7パーセント)でチームを圧倒。平均得失点差は+12.4と、NBA史上屈指の高数字を残している。このままの勝率をキープすることができれば、バックスは2015-16シーズンのゴールデンステイト・ウォリアーズ(73勝9敗)、1995-96シーズンのブルズ(72勝10敗)に次ぐ、史上3チーム目のレギュラーシーズン70勝に到達する見込み。
昨季のシーズンMVPで、今季もバックスをけん引するヤニス・アデトクンボは、平均30.9分ながら30.0得点13.6リバウンド5.8アシスト1.1スティール1.1ブロックを記録しており、2年連続のシーズンMVPも有力視されるほど、驚異的なパフォーマンスを発揮。
2連戦のウィザーズは、25日にホームのキャピタル・ワン・アリーナでそのバックスを迎え撃つこととなる。八村塁にとって、アデトクンボとの初のマッチアップは良い経験になるだろうが、勝利を収めるとしたら、個人としてのスティール数かブロック数くらいだろう。
バックスは攻防両面で相手チームを圧倒できる戦力を有しており、選手層も厚い。ブルズ戦ではエースのブラッドリー・ビールがキャリアハイの53得点を挙げたものの、勝利には届かず。
さらに、ビールは今季40得点以上を8度記録しているのだが、ウィザーズが白星を手にすることができたのはたったの1度。特に試合終盤では、ビールにスペースを与えるべく、チームメートたちは2メンゲームでボールを保持してもすぐさまビールへ渡してしまい、相手チームを脅かすには至っていないというのが現状。
はたして、バックスというリーグ最強チーム相手に、ウィザーズはビールだけでなく、ダービス・ベルターンスや八村といった選手たちがステップアップできるのか、気になるところだ。