2020.02.26

レブロンが大物新人ザイオンとの初対決で今季最多の40得点! レイカーズは6連勝

ゲームハイの40得点で勝利の殊勲者となったレブロン[写真]=Getty Images
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マッチアップしたAD「僕らは何度かザイオンをファウルしようとしたんだけど、レイアップやダンク、あるいはフリースローを許してしまった」

 2月26日(現地時間25日、日付は以下同)に行われたロサンゼルス・レイカーズ対ニューオーリンズ・ペリカンズの試合は、ホームのステープルズ・センターで戦ったレイカーズが118-109でペリカンズを下して6連勝を飾った。

 この日は昨年のドラフト全体1位指名の大物ルーキー、ザイオン・ウィリアムソンと、2003年のドラフト全体1位指名でバスケットボール界の“キング”ことレブロン・ジェームズによる初の顔合わせとなった。

 屈強な肉体を誇る世界屈指のアスリートたちが集結するNBAの中でも指折りのパワーと身体能力を兼備する両者は、豪快なプレーの数々で1万8,997人の観衆を魅了。世界最高級とも言える迫力満点のダンクが飛び交い、会場はもちろん大盛り上がり。

 レブロンがダンクに3ポイント、アシストと持ち前のオールラウンドなプレーを魅せれば、ザイオンも負けじとクイックジャンプからダンクをたたき込み、リーグ最高級のポストディフェンダー、ADことアンソニー・デイビスにファウルされながらレイアップを放り込み、ドワイト・ハワード相手にリバウンドをもぎ取るなど応戦。

レブロン(左)とザイオン(右)による初対決は異様な盛り上がりを見せた[写真]=Getty Images

 だがこの試合は「どれだけいいプレーをしていようと関係ない。俺を満足させてくれるのはいつだって勝利だけ」と口にしたレブロンが、シーズンハイとなる40得点に8リバウンド6アシストと貫録を見せつけてレイカーズが勝利。さらにデイビスが21得点14リバウンド3アシスト6ブロック、ダニー・グリーンが17得点5リバウンド4アシスト2スティール、ケンテイビアス・コールドウェル・ポープが15得点2スティールと続いた。

 一方のペリカンズでは、ブランドン・イングラムが34得点7リバウンド4アシスト2スティール、ザイオンが両チーム最多となる19本のフリースローを獲得し、そのうち13本を決めて計29得点に6リバウンド3アシスト、ドリュー・ホリデーが11得点5リバウンド9アシスト2スティール、ニコロ・メッリが11得点6リバウンド、ロンゾ・ボールが10得点8リバウンド8アシストをマーク。

「彼は本当に信じられない選手。この仕事を見事に操っている」とザイオンはレブロンについて語ったものの、この重量級ルーキーのパフォーマンスにも、称賛の嵐となった。

 マッチアップしたデイビスは、「楽しかったね。彼はすごい選手で、第一歩が速く、すごく爆発的。それに2度目のジャンプがとんでもないね。僕らは何度か彼をファウルしようとしたんだけど、レイアップやダンク、あるいはフリースローを許してしまった。彼はまだ1年目。これからもきっと成長して、もっともっといい選手になっていくだろう。あのチームは(プレーオフの)スポットを争っているところだけど、彼は今後も経験を積むことで、さらにいい選手になるだろう」とザイオンを絶賛。

「彼は普通とは違ったバスケットをしている」とレブロンもザイオンを絶賛

 また、レブロンもザイオンについて「すごく爆発的」「あのサイズでものすごく機敏」と評し、このように続けた。

「彼は普通とは違ったバスケットボールをプレーしているね。どの試合でも、プレーすることで経験を積んで成長を遂げていくことになると思う。今日の試合はハイペースで、彼のゲームにフィットしていたから、彼にとって完璧だったと思うね。スピードもそうだし、走ったり、ボールムーブもしていたからね」。

 ザイオンは先月NBAのコートに立ったばかりの19歳。その点で見れば、この先選手生命を脅かすような大ケガでもない限り、これまでにいない超人的なプレースタイルでリーグを席巻する可能性を秘めていると言っていいだろう。

レブロン、デイビスが君臨するレイカーズ相手に堂々たるプレーを見せたザイオン[写真]=Getty Images

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