2020.02.27

コービーの死後最初の新作、ナイキ コービー 5 プロトロ “レイカーズ”の発売情報が判明

オールスターゲームでデイビスが着用した「コービー 5」の一般販売に関する情報が浮上した[写真]=Getty Images
某ストリートメディアのシニア・エディターを経験後、独立。ひとつのカルチャーとしてバスケットボールを捉え、スポーツ以外の側面からもNBAを追いかける。

 去る2月25日、ロサンゼルス・レイカーズの本拠地ステイプルズ・センターで故コービー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)と娘のジアナの追悼式が開催された。式には妻であるヴァネッサが登壇し、夫と娘への飽くなき愛情を感動的なメッセージを通して伝えた。また、#24を「親友であり、弟のような存在」として可愛がっていたマイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズ)も、ジョークを交えながらレジェンドの先立つ不幸に惜別の念を表した。

 不慮の事故から今日にいたるまで、さまざまな形でマンバへのトリビュートが捧げられている。『NBAオールスター2020』では、特別ルールが敷かれ、プレーヤーたちはコービーとジアナが生前に背負った「24」と「2」の背番号を全員で着用した。また、今季よりレイカーズに加入したアンソニー・デイビスは、ロイヤルパープルを纏ったナイキのズーム コービー 5 プロトロを着用して試合に出場。試合のターゲットスコアとなる157点到達をかけて臨んだフリースロー、ADは1投目を失敗。しかし、緊迫感が張り詰めるなか、デイビスは見事にマンバメンタリティを発揮して2投目を沈め、激闘に自ら終止符を打ってみせた。

デイビスのフリースローが激闘に終止符を打った[写真]=Getty Images

ブラックマンバのアイデンティティを体現した一足

 このメモリアルな一戦でデイビスが着用していたコービー 5は、これまで一度も公にされたことのない初見のカラーウェイだった。そんなブラックマンバのアイデンティティをシューズ上で体現した一足、『ナイキ ズーム コービー 5 プロトロ “レイカーズ”』の一般発売に関する情報が浮上した。

 コービー 5は、レイカーズのライバル球団であるボストン・セルティックスがレイ・アレン(元マイアミ・ヒート他)、ケビン・ガーネット(元ミネソタ・ティンバーウルブス他)、ポール・ピアース(元ブルックリン・ネッツ他)を擁して第2次ビッグ・スリーを築いていた2010年、前々年のリベンジを果たし、連覇を成し遂げた際にコービーが着用していたローカットモデルである。プロトロ(PROTRO)とは、パフォーマンスレトロ(PERFORMANCE RETRO)に由来する造語であり、現代的なパフォマーンス性能を備えた復刻版である。

 本作は、レイカーズのアウェイカラーであるロイヤルパープルを基調に、レイカーゴールドで輪郭を強調。また、シュータンにはコービーのパーソナルロゴを、かかとにはコービーのサインをデザインし、インソールもイエローに「LA」の文字をプリントした特別仕様となっている。

 コービーの死後、ナイキのオンラインストアからはコービー関連の商品がほぼ完売となり、当初リリースを予定していた新作も発売が延期されていた。この『ナイキ ズーム コービー 5 プロトロ “レイカーズ”』はレジェンドの訃報後、ナイキから最初のコービーモデルのリリースとなる。

 肝心の発売日は、3月26日。しかし、こちらは海外の発売予定日で、国内のリリース日については未だ言及されていない。発売が正式に決定すればアプリ『SNKRS』のリリースカレンダーに登場するはずなので、気になる方はスマホにアプリのインストールを済ませておこう。

文=Meiji

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