2020.04.02

コービーが「マンバアウト」のスピーチで肩にかけていたタオルが350万円で落札

コービーが引退スピーチの際に肩にかけていたタオルが、2020年春のオークションに出品された[写真]=Getty Images
某ストリートメディアのシニア・エディターを経験後、独立。ひとつのカルチャーとしてバスケットボールを捉え、スポーツ以外の側面からもNBAを追いかける。

 コービー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)がこの世を去ってから、早くも2カ月が経過した。いまだ悲しみが癒えることはないが、交友関係の深かった選手たちがさまざまな思い出話を披露してくれることで少しは心が救われ、それと同時に、彼を尊敬する一人一人が胸にマンバメンタリティを抱き、力強く生きることを決心したことだろう。

 さて、実は先週末、そのコービーにまつわる“とあるメモリアルなアイテム”が「Iconic Auctions」に出品された。「Iconic Auctions」とは、スポーツ選手を中心に俳優やミュージシャンらの歴史的価値を有するサイン品などを取り扱う、アメリカ・アリゾナ州のオークション会社。そして、同社が主催する2020年春のオークションの注目品として、コービーがラストゲーム後のスピーチで肩にかけていたタオルが出品されたのだ。

 遡ること約4年前の2016年4月13日、コービーは現役引退試合として、ステイプルズ・センターのコートに立った。対戦相手は、ユタ・ジャズ。そして、10点ビハインドで迎えた試合時間残り2分30秒、ブラックマンバは自身のすべてを振り絞ってゾーンに突入すると、そこから1度もショットを落とすことなく13得点を記録し、圧巻の逆転勝利で自ら花道を作り上げた。その後の「Men!(お前ら、の意)」から始まるスピーチでは、チームメートやファン、家族に心からの感謝を伝え、最後の一言「Mamba out」は今なお人々の記憶に深く焼きついているに違いない。

 その際にコービーが肩にかけていたのは、飲料メーカー「ボディアーマー」のタオルだ。日本ではあまり馴染みのないメーカーかもしれないが、「ボディアーマー」は複数のエナジードリンクを開発してはそれを「コカ・コーラ」社に売却してきたランス・コリンズが手がける新鋭のエナジードリンク。実はコービーは「ボディアーマー」にいち早く目をつけたスポーツ選手であり、彼自身も同社に数百万ドルを出資している。

 コービーが身につけていた「ボディアーマー」のタオルサイズは24×41インチ(約61×104センチ)で、出品された同商品には鑑定書と引退ゲームのチケット2枚が付属。そして、「Iconic Auctions」では16の入札の結果、最終的に約3,300ドル(356万円)で落札された。

 このタオルは、コービーがファンの手に渡して以降、幾度か売りに出されては誰かの手に渡っていたという。また、『CNN』によると、今回の落札者は熱狂的なレイカーズの記念品コレクターで、南カリフォルニアに博物館を建設することを夢見ている。もしかすると、将来的にこのメモリアルなタオルを間近で見れる日が来るかもしれない。

文=Meiji