2020.04.08

エネス・カンターがシーズン再開の際は、選手たちに準備期間が必要とコメント

今季は新天地セルティックスでプレーをしているカンター[写真]=Getty Images
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選手たちのコンディションについて言及するカンター

 現在NBAでは、アメリカ国内の新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、2019-20シーズンが中断となっている。チームでの全体練習はもちろん行えないために、選手は自宅のトレーニングルームでワークアウトをしたり、コーチたちは対戦相手のスカウティングを行うなど、いつシーズン再開のアナウンスがされてもいいように準備をしている。

 しかし選手の誰しもが自宅にトレーニングができる充実した設備を所持しているわけではない。またリーグの選手全員が高いモチベーションをキープして、現在も個人練習をしているかどうかも不確定だ。もしシーズンが無事に再開された際、この中断期間における選手たちのコンディションの個人差について懸念する人物がいる。ボストン・セルティックスのエネス・カンターである。

 カンターは『AP NEWS』をとおして、「『わかった、そしたら1週間後にはプレーしよう』だなんて言うことはできないよ」とコメント。「何人かの選手たちは複数の準備に取り組んでいて、またほかの選手たちは自宅にこもって何もしていなかったりする。自分たちのパフォーマンスに確信を持つことが必要で、コートに立てるように体を絞らなきゃいけない。そしてもしこのままプレーオフへ突入するならば、競争的に戦うためにコンディショニングが必要なんだ」と、答えている。

 またカンターは続けて、「僕らは競争者なんだ。試合に出場して、今シーズンを全うしたいんだよ」と話す。本来ならばポストシーズン間近であり、選手としては闘争心とともに高いレベルで競技に打ち込みたいはずだ。そして今季セルティックスの戦績43勝21敗でイースタン・カンファレンス3位という好成績を踏まえた上で、「僕らには試合に出場して優勝できるチャンスがあるのに、本当におかしな気分だ。だからこそコートに戻って試合に身を捧げたい」とつづった。

 今回カンターがバスケットやシーズン再開に対する想いを言葉にしたように、ほかにもメディアをとおして今季を正しく終わらせたいと話す選手が存在している。全力で競技に臨む彼らにとって、今こうして自宅で待機しなければならないことは、もどかしいかもしれない。願わくば新型コロナウイルスの影響が収束していき、今シーズンが再開されることを望むばかりだ。

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