2020.04.17

ジャ・モラントが「大好きだ」と公言するウェストブルックから受けた影響とは?

モラントは今季の新人王最有力候補[写真]=Getty Images
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再建予想のグリズリーズを想定外の高順位へと導いた驚異のルーキー

 昨年のドラフトでメンフィス・グリズリーズから全体2位指名されたジャ・モラントは、テイラー・ジェンキンズ新HC(ヘッドコーチ)の下、新生グリズリーズでポイントガードを務めることとなった。

 昨季まで10年以上チームをけん引してきたマイク・コンリー(現ユタ・ジャズ)、マルク・ガソル(現トロント・ラプターズ)が退団し、再建に乗り出したかと思われたグリズリーズは、11月までの18試合で5勝13敗と苦しむも、12月と1月で19勝12敗と一気に巻き返し、2、3月もここまで8勝8敗と大健闘。

 新型コロナウイルスの影響により、シーズン中断となった時点で強豪ぞろいのウェスタン・カンファレンスでプレーオフ出場圏内の8位(32勝33敗)という予想外の好位置にいる。その立て役者は間違いなくモラントだ。

 190センチ79キロのモラントは、緩急をつけたドライブから自由自在にボールを操り、ディフェンダーを抜き去ってフィニッシュまで持ち込むだけでなく、チームメートたちの得点機会を演出することも可能な司令塔。
 
 時には相手どころか味方さえも驚かせるようなムーブやパスを繰り出し、優雅な空中遊泳で見ている者を虜にする華やかさも兼備。そして勝負どころでギアを上げ、ショットの決定力が増してクラッチショットさえも放り込む強心臓の持ち主でもある。

緩急をつけたドライブでディフェンス陣を切り裂くモラント[写真]=Getty Images

「間違いなくタフな男だ。フロアに誰がいようと、誰がマッチアップしてようとお構いなしでゴールに向かっていくからね」とウェストブルックを称える

 そんなモラントが大好きな選手として公言しているのがラッセル・ウェストブルック(ヒューストン・ロケッツ)。昨季まで前代未聞の3シーズン連続の“平均トリプルダブル”を成し遂げた稀代の万能型ポイントガードは、今季も平均27.5得点8.0リバウンド7.0アシスト1.7スティールを記録し、6年連続9度目のオールスターに選ばれている。

 4月17日(現地時間16日、日付は以下同)にYouTubeへ公開された『All the Smoke』に出演したモラントは、マット・バーンズ(元ロサンゼルス・クリッパーズほか)、スティーブン・ジャクソン(元ゴールデンステイト・ウォリアーズほか)へウェストブルックについて「彼は間違いなくタフな男だ。フロアに誰がいようと、誰がマッチアップしてようとお構いなしでゴールに向かっていくからね」と話していた。

ウェストブルックの強行突破は見ていて爽快[写真]=Getty Images

 そして「それこそ、僕が得たメンタリティなんだ。試合後に彼と話した時に思ったね。彼は僕に『そのまま突き進め、(相手をなぎ倒す)殺し屋であり続けろ』と言ってくれたんだ」と明かした。

 モラントは20歳ながら、59試合に出場して平均30.0分17.6得点3.5リバウンド6.9アシストにフィールドゴール成功率49.1パーセントを記録している。最も得点を稼いでいるのが第4クォーターで、フィールドゴール成功率も55.9パーセントと、全クォーターの中で最も高い点も魅力。

 3ポイント試投数は平均2.4本と少ないものの、成功率は36.7パーセントとまずまずなため、ドライブをさらに活かすためにも、ステップバックあるいはサイドステップから3ポイントを決めていくことで、個人成績はまだまだ上昇することは十分可能だろう。

 キャリアを重ねていくにつれてグリズリーズをプレーオフ常連チームへと押し上げ、覇権争いへ参戦させることとなれば、モラントが今後MVP候補に浮上してもおかしくはなく、これからの成長が楽しみなルーキーなのは間違いない。

誰が構えていようとお構いなしにアタックするモラント[写真]=Getty Images

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