2020.04.20

NBA、マイクロソフト社と複数年パートナーシップ締結…AI 機能を活用しファンによるNBA 体験を一新

NBAはマイクロソフト社とパートナーシップ契約を締結した[写真]=Getty Images
国内外のバスケ情報をお届け!

 4月20日NBAは、ファンのNBA体験を一新するため、マイクロソフト社と複数年のパートナーシップ契約を締結したことを発表した。

 同社は、NBA2020-21シーズンから公式にNBAとWNBA、NBAGリーグ、USAバスケットボールにおける、AI(人工知能)パートナー兼クラウド&ラップトップパートナーとなる。NBAと「Turner Sports」が共同運営するNBAデジタルとマイクロソフト社は、機械学習とAIを駆使し、NBAの様々なプロダクトやサービスを統合。利用者に合わせた試合放送や、その他のコンテンツを届けるダイレクトなプラットフォームを『Microsoft Azure』に構築する。総計18億人のNBAファンの経験をカスタマイズおよびローカライズする。

 『Microsoft Azure』を通じた試合のオンデマンドライブ放送を届けるほか、最新の機械学習やデータ解析を通じ、NBAが持つ膨大なデータソースや広範囲にわたる歴史的動画アーカイブをファンにおすすめする。これにより、ファンはそれぞれの好みに合ったものをより個別に経験できるようになる。

 パートナーシップの一環として、マイクロソフト社は来季から NBAドラフトコンバインの“エンタイトルメントパートナー”となり、NBAオールスターやNBAサマーリーグ、WNBAオールスターといった今後のビッグイベントのアソシエイトパートナーになる予定だ。

 マイクロソフト社のCEOサティア・ナデラ氏は、「NBAの公式AIパートナーとなれることを大変うれしく思います。『Microsoft Azure』によって新たにパーソナライズされる体験とともに、ファンの皆さんが見たい試合や好きな選手との距離を縮めてまいります」とコメント。

 また、NBAコミッショナーのアダム・シルバーも「このマイクロソフト社とのパートナーシップは、ファンにとってNBAの楽しみ方を再定義する助けとなるでしょう。マイクロソフト社と共に私たちが目指すのは、アリーナからでも、世界中のどこからでも、ファンがゲームのあらゆる側面に没頭でき、チームや選手と直接関わっていけるような、カスタマイズされたコンテンツを作ることです」と話した。

BASKETBALLKING VIDEO