22チームが参戦予定のNBA再開プラン、日本時間5日のオーナー会議で承認なるか?

ウェスト8位のグリズリーズ(左/写真はモラント)と9位のブレイザーズ(右/写真はリラード)のゲーム差は3.5と肉薄している[写真]=Getty Images

 6月4日(現地時間3日、日付は以下同)。リーグの情報筋が『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者へ伝えたところによると、NBAは22チームでフロリダ州オーランドにてシーズンを再開させることが濃厚だという。

 同記者によると、22チームは8月1日からそれぞれレギュラーシーズンとして8試合を行い、イースタン・カンファレンス、ウェスタン・カンファレンスのそれぞれ上位8チームによるプレーオフ(通常のフォーマット)を行い、最大10月13日(NBAファイナル第7戦の日程)まで、約2か月半をかけて今季のチャンピオンを決めることになるようだ。

 このプランが現実となるためには、5日のオーナー会議で行われる投票による承認と、選手会(NBPA)側の承認も必要になるのだが、オーナー会議では承認となる見通し。ウォジナロウスキー記者はあるオーナーが「彼ら(オーナー側)は22チームで行う再開プランが最も説得力があり、(現時点でプレーオフ出場圏内にいる)16チームで行うプランよりもさらに財政面でも報酬が見込めると信じている」と話していたと報じている。

アデトクンボ(右)率いるイースト首位のバックス、レブロン(左)擁するウェスト1位のレイカーズ[写真]=Getty Images

 8月1日から再開予定のリーグに参戦する22チームは以下のとおり。
※チーム名は略称、★はすでにプレーオフ出場確定

■イースタン・カンファレンス
1.バックス:53勝12敗(勝率81.5パーセント)★
2.ラプターズ:46勝18敗(勝率71.9パーセント)★
3.セルティックス:43勝21敗(勝率67.2パーセント)★
4.ヒート:41勝24敗(勝率63.1パーセント)
5.ペイサーズ:39勝26敗(勝率60.0パーセント)
6.シクサーズ:39勝26敗(勝率60.0パーセント)
7.ネッツ:30勝34敗(勝率46.9パーセント)
8.マジック:30勝35敗(勝率46.2パーセント)
9.ウィザーズ:24勝40敗(勝率37.5パーセント/8位とのゲーム差は5.5)

もしウォールが戦列復帰となれば、ウィザーズは要注意チームとなるだろう[写真]=Getty Images

■ウェスタン・カンファレンス
1.レイカーズ:49勝14敗(勝率77.8パーセント)★
2.クリッパーズ:44勝20敗(勝率68.8パーセント)
3.ナゲッツ:43勝22敗(勝率66.2パーセント)
4.ジャズ:41勝23敗(勝率64.1パーセント)
5.サンダー:40勝24敗(勝率62.5パーセント)
6.ロケッツ:40勝24敗(勝率62.5パーセント)
7.マーベリックス:40勝27敗(勝率59.7パーセント)
8.グリズリーズ:32勝33敗(勝率49.2パーセント)
9.ブレイザーズ:29勝37敗(勝率43.9パーセント/8位とのゲーム差は3.5)
10.ペリカンズ:28勝36敗(勝率43.8パーセント/8位とのゲーム差は3.5)
11.キングス:28勝36敗(勝率43.8パーセント/8位とのゲーム差は3.5)
12.スパーズ:27勝36敗(勝率42.9パーセント/8位とのゲーム差は4.0)
13.サンズ:26勝39敗(勝率40.0パーセント/8位とのゲーム差は6.0)

8位と9位が4.0ゲーム差以内の場合はプレーオフ最後の座をかけてプレーイン・トーナメントを実施予定

 今回のシーズン再開プランにおいて注目したいのは、各チームがレギュラーシーズンとして8試合を終えた時点で、各カンファレンスにおける8位と9位のチームが4.0ゲーム差以内となった場合、プレーオフ出場の座をかけてプレーイン・トーナメントが行われる点だろう。

 もしそうなった場合、8位のチームが先に1勝、あるいは9位のチームが2戦無敗を記録すれば、プレーオフに出場できることになるというもの。イーストではウィザーズが大きく勝ち越してマジック、あるいはネッツを上回る、または肉薄できればプレーイン・トーナメントへ出場できるかもしれない。

 ウェストでは5チームが8位のグリズリーズを6.0ゲーム差以内で追う展開なだけに、プレーオフ最後のスポットの座をかけて大激戦が繰り広げられることになりそうだ。

ザイオン(右)が所属するペリカンズ、デローザン(左)がエースを務めるスパーズの行方も気になるところ[写真]=Getty Images

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