2020.06.05

ウォリアーズやセルティックスがNBAドラフト2020の選手選考にIQテストを導入?

ウォリアーズとセルティックスはドラフトで大幅な戦力アップが見込める[写真]=Getty Images
某ストリートメディアのシニア・エディターを経験後、独立。ひとつのカルチャーとしてバスケットボールを捉え、スポーツ以外の側面からもNBAを追いかける。

 NBAは、再開に向けて新たな方向性を示し、コロナウイルスによる中断も終わりが見え始め。長らくバスケを離れていたファンたちは気持ちが昂っていたはずだが、来季を見据えるフロント陣は、パズルの重要なピースとなるドラフトについて頭を悩ませている。

 NBAの各球団は、NCAAのカンファレンスや主要な国内トーナメントにスカウトを派遣し、時にはそこで得た情報を選手にフィードバックしながら、指名選手を決定する。しかし、今季はパンデミックにより、カレッジの試合はキャンセル。とはいえ、このような状況下では、有望選手を招いてトライアルを実施することもできない。

 だが、『Bleacher Report』のジョナサン・ワッサーマンによると、ゴールデンステイト・ウォリアーズ、ミネソタ・ティンバーウルブス、シャーロット・ホーネッツ、トロント・ラプターズ、ボストン・セルティックスといった球団は、Web会議サービス「Zoom」を使用したドラフト候補選手との面談において、IQテストを実施しているという。

 確かに、IQテストでは過去の試合映像からは確認できない知的指数を測定することができ、高度で複雑な戦術を必要とするNBAにおいて、ルーキーの戦術理解度はチームの完成度を大きく左右する。

 そして、記述の球団のなかでも、ウォリアーズとセルティックスは来季のドラフトで大幅に戦力をアップする可能性を秘めている。

 ウォリアーズは現在リーグ最下位のため、最低でも1巡目5位指名が確約されている。ケビン・デュラント、アンドレ・イグダーラといった王朝メンバーの抜けた穴は大きく、フロントは得点力、守備力の両面から選手補強を考えていることだろう。もし1位指名を獲得した場合、ネクスト・ドウェイン・ウェイドと評価されるジョージア大学のアンソニー・エドワーズが加入するという噂も。スプラッシュ・ブラザーズのサポートメンバーとしては十分すぎる戦力になるはずだ。

 一方のセルティックスは、1巡目後半の指名権を3つ、2巡目46位指名と4つのドラフト指名権を所有している。華々しいスター選手ではなくとも、基礎のしっかりしたロールプレーヤーの加入がチームの底上げになることは間違いなく、場合によってはドノバン・ミッチェルのような才能を引き当ててしまうかもしれない。セルティックスは、新契約締結でジェイレン・ブラウンジェイソン・テイタムを中心とした中期的成長戦略を画策中。ここに気の利いた若手が加われば、数年後はリーグの覇権争いの常連になれるだろう。