シーズン再開が決定したNBA、選手会の電話会談でプレーオフのおおまかな日程が公開

 6月9日(現地時間8日、日付は以下同)。NBAはシーズン再開が決定し、この日はNBA選手会(NBPA)が電話会談を行い、再開後からプレーオフにおけるおおまかな日程が明かされたと『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者が報じた。

 この日明らかとなったおおまかなスケジュールは以下のとおり。
※日付はいずれも日本時間

■2019-20シーズン再開後のスケジュール(暫定)
8月1日:レギュラーシーズン再開(各チーム8試合)
8月17、18日:プレーイン・トーナメント
8月19日:プレーオフ ファーストラウンド開始
9月2日:カンファレンス・セミファイナル開始
9月16日:カンファレンス・ファイナル開始
10月1日:NBAファイナル開始
10月13日:NBAファイナル第7戦(それまでに決着がつけば今季終了)

2日間に1試合がベースになりそうだが、2連戦という強行日程もありそう

 このおおまかな日程を見ると、各チームが8試合戦うレギュラーシーズンはおよそ2週間。2日間で1試合を行うペースになりそうだ。

 プレーイン・トーナメントについては、イースタン・カンファレンス、ウェスタン・カンファレンスのプレーオフ最終スポットとなる8位チームと9位チームが4.0ゲーム差以内という条件付き。2連戦を行って一気に決着をつけようという強行スケジュールだが、8位チームが9位チームを引き離せば開催されないため、プレーオフ開幕が前倒しになる可能性もありそう。

 なお、プレーオフの各シリーズは通常どおり4戦先勝のフォーマットのため、それぞれ約2週間で設定されている。2日間で1試合という流れになりそうだが、場合によっては2連戦が組まれるカードが出てくるかもしれない。

 ファイナル第7戦として10月13日という日程が以前から発表されてきたものの、それまでにどちらかのチームが4勝すれば、今シーズンの“第2幕”は終了となる。

 ただ、選手たちはシーズン再開後に毎晩新型コロナウイルスの検査を行い、もしそこで陽性反応が出た場合は、最低1週間を隔離された状況で過ごすことになると同記者が報じている。

 さらに、シーズン再開に向けてコンディション調整している時、またはシーズン再開後の試合で、選手たちがケガをしてしまう可能性も否定できないだけに、ベストメンバーで戦うことができるかどうかも今季の覇権争いに大きく影響してくると言っていいだろう。

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