ウォリアーズGMがACL断裂のトンプソンについてコメント「耳にしている限りでは、彼は順調に回復している」

昨季NBAファイナルでのトンプソン[写真]=Getty Images

トンプソンの回復経過についてマイヤーズGMが言及

 昨季トロント・ラプターズとのNBAファイナル第6戦にて、左膝前十字靭帯断裂という大ケガを負ったゴールデンステイト・ウォリアーズのクレイ・トンプソン。断裂直後はコートに倒れ込み、激痛に表情を歪ませていた。しかしロッカールームへと下がろうとしていた途中、球団関係者の引き留めも無視して自力でコートへと戻り、フリースロー2本を沈めるという執念を見せた。

 新型コロナウイルスの影響でシーズンが中断になる前、シューティングが行える程に回復していたトンプソン。あの第6戦からまもなく1年が経過しようとする中、『NBC Sports Bay Area/California』によると、ウォリアーズのボブ・マイヤーズGM(ゼネラルマネージャー)がトンプソンの回復経過についてコメントしたそうだ。

 マイヤーズGMは、「(どれくらい回復しているかは)わからないね。彼と会えたら状態を確認しないといけない。“100パーセント”といってもさまざまだからね」と、コメント。シーズンが中断になるとスタッフやチームメートとの接触はできず、練習施設を使用できなくなっていたために、リハビリやトレーニングの内容も制限されていたことだろう。「(シーズン中断前に)我々はテストのようなものを彼に課し、状態を見ながら1対1や2対2の練習をスタートさせた。だがパンデミックの影響でそういった機会は失われてしまった。ただ明らかに急ぐ必要はない」ともマイヤーズGMは言及している。

 またマイヤーズGMは、その後のシーズン中断の影響について、「ここまで耳にしている限りでは、彼は順調に回復している。ここまで障害はなかったが、1つだけこの数カ月やや困難だったことは、普段よりもそういった回復経過を目にできていないことだ」とコメント。直接会うことができないために、直にトンプソンのコンディションを知ることができなかったのは確かに難しいことだったのだろう。

 大ケガから復帰を目指すトンプソンにとっては、あらゆる制約によってこの数カ月間は本来のメニューをこなせていなかったかもしれない。しかしここまで順調に回復できていることを踏まえれば、来季は健康体で復帰している姿が期待できそうだ。

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