2020.06.26

今季の第二幕へ臨むウィザーズ、ベルターンスの代役はガードのジェアリン・グラントか

グラントは昨季、マジックでプレーしていたポイントガード[写真]=Getty Images
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 イースタン・カンファレンス9位のワシントン・ウィザーズは8位のオーランド・マジックを5.5ゲーム差で追う展開で、7月31日(現地時間30日、日付は以下同)からフロリダ州オーランドで始まる今季の第二幕へ参戦する。

 レギュラーシーズン8試合を終えてイースト8位のチームと4.0ゲーム差以内となれば、2戦必勝のプレーイン・トーナメントに臨むことができるのだが、6月23日に今季チーム2位の平均15.4得点を記録する“ラトビアン・レーザー”ことダービス・ベルターンスの出場辞退が決定。

 チームトップの3ポイントシューターを欠くこととなったウィザーズは、アキレス腱の部分断裂から復活すべく、リハビリに取り組むジョン・ウォールと合わせてロースターのスポットが2つ空くこととなった。

 すると26日に地元メディア『NBC Sports Washington』がベルターンスの代役候補として、ジェアリン・グラントと契約することになるだろうと報じた。

 NBAキャリア4年を誇るグラントは、193センチ92キロと屈強な体格を持つポイントガード。昨季はマジックで60試合(うち先発は1試合)に出場し、平均15.7分4.2得点1.6リバウンド2.6アシストをマーク。3ポイント成功率は36.4パーセントと、得意としているわけではないものの、バックコートに厚みをもたらすことが期待できる。

 グラントは昨年11月にウィザーズ傘下のGリーグチーム、キャピタルシティ・ゴーゴーへ加入し、39試合(うち先発は37試合)で平均33.3分16.3得点4.4リバウンド5.5アシスト1.4スティールを記録。Gリーグでは3ポイント成功率44.1パーセントで平均1.6本を沈めている。

 なお、グラントの父ハーベイはキャリア11シーズンのうち7シーズンを前身のブレッツとウィザーズでプレーしたフォワード。シカゴ・ブルズとロサンゼルス・レイカーズで計4度の優勝を経験したホーレスを叔父に持ち、ナゲッツのジェレミーは実の弟というバスケットボール一家で育った。

 プレーオフ進出に向けて厳しい道のりに変わりはないものの、ウィザーズと契約できれば、グラントにとって貴重な経験を積むことができるだろう。

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