2020.06.26

ニックスの新たな指揮官候補に浮上するマイク・ウッドソンがHC復帰に自信あり

ニックスが最後にプレーオフへ進出したのは、ウッドソンHC(左)が指揮を執り、カーメロ(右)を中心としたチームだった[写真]=Getty Images
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ニックスを最後にプレーオフへと導いたウッドソン「ここで指揮を執っていた時、私は自分の仕事をこなしてきた。我々は何度も勝利してきたんだ」

 6月25日(現地時間24日、日付は以下同)。現地メディア『SNY』に、NBA でヘッドコーチ(HC)経験を持つマイク・ウッドソンのインタビューが掲載された。

 1980年代から90年代序盤にかけて、現役としてプレーしたウッドソンは、計11シーズンで平均14.0得点2.3リバウンド2.3アシスト1.2スティールを残したシューティングガード。

 96-97シーズンからミルウォーキー・バックスのアシスタントコーチ(AC)に就任後、クリーブランド・キャバリアーズ、フィラデルフィア・セブンティシクサーズ、デトロイト・ピストンズのACを経て2004-05シーズンからアトランタ・ホークスの指揮官へ就任。

 ホークスで計6シーズン指揮を執り、206勝286敗(勝率41.9パーセント)を残し、プレーオフには3度進出。その後11-12シーズンからニューヨーク・ニックスのコーチングスタッフに加わり、マイク・ダントーニHC(現ヒューストン・ロケッツHC)の下でACを務め、同シーズン途中からHCへと昇格。

 12-13シーズンにはカーメロ・アンソニー(現ポートランド・トレイルブレイザーズ)を中心としたチームで、ニックスをイースタン・カンファレンス2位の54勝28敗(勝率65.9パーセント)という好成績へと導いた。

 ニックスが直近でプレーオフに進んだのはこのシーズンであり、その後今季まで7シーズン連続で逃している。ウッドソンはニックスで約3シーズン指揮を執り、109勝79敗(勝率58.0パーセント)を残しながら、14年4月に解雇された苦い過去を持つ。

 トム・シボドー、ケニー・アトキンソンといったNBAでHC経験のある人物と共にニックスの次期HC候補に挙がるウッドソンは「ここで指揮を執っていた時、私は自分の仕事をこなしてきた。我々は何度も勝利してきたんだ。このチームがやっていることに対して、ファンも味方についてくれたんだ」と切り出し、「私がニューヨークへと戻ったら、再び勝利できるチームを構築できるかって? 私には自信がある。間違いなくできるさ」と続けていた。

 今年3月に球団社長へ就任したレオン・ローズは、6月18日に同メディアのインタビューに応じており、新HCとの契約について「我々は7月の中旬から下旬、7月の終わりには決めることになると見ている」と話していたことから、まだ候補を絞りつつ、面談を進めているという段階。

 ウッドソンの発言が、ニックスのHC探しにどのような影響をもたらすのかは興味深いところだ。

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