2020.07.04

子どもの出産に立ち会うべく、セルティックスのヘイワードが第二幕の途中に離脱へ

試合前に娘と貴重な時間を過ごすヘイワード[写真]=Getty Images
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 イースタン・カンファレンス3位のボストン・セルティックス(43勝21敗)は、すでにプレーオフ進出を決めており、今季のNBAファイナル進出候補の一角。

 7月31日(現地時間30日、日付は以下同)からフロリダ州オーランドでスタートする今季の第二幕ではシーディングゲーム(順位決定戦)として8試合を戦い、プレーオフでチャンピオンシップを競い合う。

 そんな中、今季チーム4位の平均17.3得点に加えて6.5リバウンド4.1アシストを記録するベテランのゴードン・ヘイワードは、第二幕の途中でチームを離脱する予定だと4日に『ESPN』へ明かした。

 その理由はヘイワードの妻ロビンが4人目の子どもを身ごもっており、出産予定日が9月のため。セルティックスがプレーオフを順当に勝ち上がっていれば、その時期はカンファレンス・セミファイナル、あるいはカンファレンス・ファイナルを戦っていることになる。

「僕にとってはとても簡単な決断さ。これまで3人の子どもの出産に立ち会ってきたからね。これは自分の人生にとって(バスケットボールより)もっと重要なことなんだ。その時が来たら、また考えることにするよ」とヘイワード。

 第二幕の期間中、選手が7日間以内で会場を離れる場合、その期間で新型コロナウイルス(COVID-19)の検査でいずれも陰性反応でなければならず、会場へ復帰するまで4日間は隔離されることになるかもしれない。

 セルティックスにはジェイソン・テイタムケンバ・ウォーカージェイレン・ブラウンといった主役になれる選手が複数いるものの、ヘイワードは彼らを引き立てつつ、自らも主役になることができるオールラウンダー。

 そのヘイワードが一時離脱となれば、戦力ダウンになることは否定できないものの、子どもの出産が控えていることはチームメートたちも把握しているはず。その時まで勝ち上がっている可能性は十分あるものの、ヘイワードがそこで離脱したとしても、人生において最も重要な日の1つだけに、選手やコーチングスタッフも理解してくれるに違いない。

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