7月21日(現地時間20日、日付は以下同)。NBAは31日から始まる今季の第二幕へ参戦する22チームのロースターを発表した。
イースタン・カンファレンス9位のワシントン・ウィザーズには八村塁、ウェスタン・カンファレンス8位のメンフィス・グリズリーズには渡邊雄太(2ウェイ契約)という2人の日本人の名前があり、“バブル”と称されるフロリダ州オーランドの開催地でも両選手がコートでプレーすることが確実視されている。
イースト5位のインディアナ・ペイサーズのロースターには、今月4日に『The Athletic』へ第二幕への参戦辞退を表明していたビクター・オラディポの名前も出ていた。16日に行われた会見で、オラディポは「俺はケガをした膝の状態を集中して見ている。バブルに来るという決断をしたのは、それが俺のキャリアにとってベストだと判断したからなんだ。この判断が間違っていたとは思わない。身体の状態が良くなってきてるから、再開後にプレーする可能性は高い」と話していた。これでペイサーズは現有戦力でベストメンバーをそろえることに成功した。
その一方で、グリズリーズのジャスティス・ウィンズロウ、ウェスト11位のサクラメント・キングスのマービン・バグリー3世はロースターに入っていたものの、第二幕でプレーできないことに。
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ウィンズロウはチーム練習でスクリメージをしていた際に接触して落下。臀部を痛めたことで、欠場することになった。今年2月のトレードデッドラインでマイアミ・ヒートからグリズリーズに加入したウィンズロウだが、背中を痛めていたことで出場できておらず、第二幕でデビューが期待されていたが、来季までお預けとなった。
バグリー3世は20日のチーム練習で右足を負傷。今後少なくとも2週間は、ウォーキングブーツを履くことになるだろうと『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者が報じている。
第二幕に参戦する22チームは、23日から3試合のスクリメージ(練習試合)を行うのだが、実戦形式でプレーするのは約4か月ぶりとなるだけに、今後ケガをしてしまうリスクがあることは否定できない。