7月24日(現地時間23日、日付は以下同)。今季ここまでリーグトップの53勝12敗を記録するミルウォーキー・バックスが、ウェスタン・カンファレンス12位のサンアントニオ・スパーズとのスクリメージ初戦に臨み、113-92で快勝した。
昨季に続いて2シーズン連続のMVPが濃厚なヤニス・アデトクンボは、約21分のプレータイムで22得点3リバウンド4アシスト3スティールと暴れ回り、挨拶代わりのドライビングダンクもさく裂。
この日の会場となったフロリダ州オーランドにあるビザ・アスレティック・センターは、もちろん無観客だったのだが、アデトクンボは「ゲームはいつもと同じように感じた。ちょっと違うなと感じたのは、ゲーム序盤にファウルされた時とフリースローラインに立った時だね。だって静かだったから…」と振り返る。
もっとも、「ゲーム序盤に放ったことを除けば、その後はいつものゲームだと感じたよ。スロースタートになってしまったことは認めるけど、僕らはその後に上質なバスケットボールをプレーし始めたからね。走り回って、ボールムーブして、ショットを放り込んでリードを手にして勝利することができたんだから」と本来のバスケットができたとアデトクンボは言う。
バックスはアデトクンボのほか、ブルック・ロペスが17得点4リバウンド2スティール2ブロック、クリス・ミドルトンが16得点5アシスト2スティール、フランク・メイソンがベンチスタートで12得点を挙げる活躍を見せた。
17日に新型コロナウイルス(COVID-19)の検査結果で陽性反応が出ていたと『ESPN』へ明かしたエリック・ブレッドソーも、23日にオーランド入りしたことが報じられており、今後2日間の隔離を経て、検査結果で陰性反応が2度出ればチームへ合流できる見込み。
先発ポイントガードが残り2試合となったスクリメージに出場できるかどうかは微妙だが、31日から始まるシーディングゲーム(順位決定戦)には十分間に合うのではないだろうか。
1971年以来、フランチャイズ史上2度目のNBAチャンピオンの座を狙うバックスは、第二幕でも順調なスタートを切ったと言えるだろう。