7月26日(現地時間25日、日付は以下同)。『ESPN』がリーグの情報筋から得たものとして、ニューヨーク・ニックスが新たなヘッドコーチ(HC)探しに決着をつけたと報じた。
同メディアのエイドリアン・ウォジナロウスキー記者によると、ニックスはトム・シボドーと5年契約を結んで新たな指揮官として迎えることになるという。
7月25日に『The NEW YORK DAILY NEWS』のステファン・ボンディ記者が情報筋から得たものとして、今季からロサンゼルス・レイカーズでアシスタントコーチ(AC)を務めるジェイソン・キッド(元ダラス・マーベリックスほか)を筆頭候補に挙げていたが、もともとはシボドーが最有力候補と報じており、ここにきて両者の思惑が一致したということなのだろう。
球団社長のレオン・ローズとエグゼクティブ・バイス・プレジデントのウィリアム・ウェスリーは、約2か月間を要して指揮官の候補者たちとの面談を続けてきたが、最終的にローズと親交のあるシボドーにチームを託すこととなった。
シボドーは1996-97から2002-03シーズンまで、ジェフ・バン・ガンディHCの下でACを務めた経験を持っており、今回はHCとしてニックスへ復帰することに。
これまでシカゴ・ブルズとミネソタ・ティンバーウルブズで約8シーズン、指揮を執ってきたシボドーは、598試合で352勝246敗(勝率58.9パーセント)を記録しており、通算500試合以上を指揮したHCとしては歴代11位の勝率を残している。
2013年を最後にプレーオフの舞台から遠ざかっているニックスが、シボドーHCの下でどんなチームを形成して来季に臨むのか。今後の動向に注目していきたい。