2020.09.17

レイカーズ指揮官が二コラ・ヨキッチを警戒「彼は世界で最もユニークな選手の1人だ」

ナゲッツの大黒柱ヨキッチ[写真]=Getty Images
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ナゲッツの大黒柱ヨキッチ対策としてセンター陣を積極的に起用することを明言

 9月16日(現地時間15日、日付は以下同)。デンバー・ナゲッツがロサンゼルス・クリッパーズとの第7戦を制し、カンファレンス・セミファイナルを1勝3敗から3連勝で突破。

 これにより、今季のウェスタン・カンファレンス・ファイナルはロサンゼルス・レイカーズとナゲッツという、2009年以来初の対決となった。

 翌17日、レイカーズのフランク・ボーゲルHC(ヘッドコーチ)は現地メディアの取材に応じ、ナゲッツが誇るオールスタービッグマンの“ジョーカー”ことニコラ・ヨキッチについて語った。

「ジョーカーはこの世界でも最もユニークな選手の1人。それにセンターというポジションでプレーした選手の中でも最もユニークな選手の1人。さまざまな方法で相手チームを痛めつけるんだ。3ポイントライン、ポケット、ポストでもそうだし、彼にはあのパススキルがあるからね…」。

 ヨキッチは今年のプレーオフでここまで平均37.6分25.4得点10.8リバウンド6.0アシスト。フィールドゴール成功率51.5パーセント、3ポイント成功率44.0パーセントとシュートタッチも好調。

 ナゲッツは今季のレギュラーシーズンでレイカーズ相手に1勝3敗。だがそのうちの2敗はいずれも4点差以内で、延長にもつれた試合もある。ヨキッチはその4試合で平均16.3得点5.8リバウンド5.8アシストと、大暴れしているわけではないものの、フィールドゴール成功率48.9パーセント、3ポイント成功率62.5パーセントと、調子は決して悪くない。

 そのため、ボーゲルHCはヒューストン・ロケッツとのシリーズ最後の4試合で計23分の出場に終わったセンター陣(ジャベール・マギー、ドワイト・ハワード)を積極的に起用していくことを明言。

「このシリーズは(前のシリーズとは)少し違ってくる。いや、実際は大きく異なるかな。センター陣を使っていくだろうから。今の時点ではまだ細かい部分まで話したくはない。だがレイカーズとして、この1年間やってきたからね。前のシリーズではスモールボールにアジャストしてみせた。(次のシリーズでは)本来の形に戻ることになるだろうね」。

ポストで囲んでも類まれなパスセンスで得点機会を演出するヨキッチ[写真]=Getty Images

 ロケッツとのシリーズで平均7.8分の出場に終わったハワードは「全てにおいてポジティブでいようとトライしてきた」と語り、カンファレンス・ファイナルを迎えるにあたり、「チャンピオンシップを勝ち取るために、8勝しなければならない」と気を引き締めた。

 ハワードと同じくベンチから登場するフォワードのカイル・クーズマは「デンバーは全体的に見てすばらしいバスケットボールチームだと思う。互いを信頼していいプレーをしているし、ボールをシェアしてよく回してる。いいシューターもいるからね」とナゲッツを高く評価している。

 19日から始まるシリーズ初戦を前に、ボーゲルHCは「我々を打ち負かすことができるチームは、今の段階でデンバー・ナゲッツ、あそこは恐ろしいチームだ。そしてボストン・セルティックス、マイアミ・ヒートがある。我々は(優勝という目標を果たすべく)今でもすごくハングリーなんだ。そして今もプレーオフを戦っている相手チームのことをリスペクトしている」と話していた。

 昨年のプレーオフから数えて4シリーズ連続で第7戦を戦ってきたナゲッツは、休養しつつ、レイカーズとの大一番に向けて着々と準備をしていることだろう。両チームによるNBAファイナル進出をかけたシリーズの開幕を楽しみに待ちたいところだ。

ハワード(左)やマギーがヨキッチ(右)をどれだけスローダウンできるかに注目したい「写真]=Getty Images