2020.10.20

「いつか自分自身について書くつもりだ」。ステフィン・カリーが自叙伝の計画を明かす

NBAキャリア11年目を終えたカリー[写真]=Getty Images
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「その本の中で、僕はコート内外における成功や失敗、そこで味わった全ての熱狂を話したいと思ってる」

 10月20日(現地時間19日)。ゴールデンステイト・ウォリアーズのスーパースター、ステフィン・カリーが『Book World』のライター兼エディターのノーラ・クルッグとのインタビューに応じ、自身について書かれた本についてこう語っていた。

「僕はこれまで、自分について書かれた本は全部見てきた。どれも不思議な感じだったよ。中でも僕が(最も)読んだのはマーカス・トンプソンが書いた『Golden』だね。彼は番記者で、僕のキャリアをとても良く知ってるんだ。でも自分について事細かに書かれた本を読むのは、なんだかとてもおかしな経験だった」。

 デイビッドソン大学3年次終了後にNBAドラフトへアーリーエントリーし、2009年のドラフト1巡目7位でウォリアーズから指名されたカリーは、キャリア序盤こそ足首のケガに悩まされたものの、父デル(元シャーロット・ホーネッツほか)譲りの見事なシュート力をさらに磨き、リーグ史上最高級の3ポイントシューターへと成長。

 キャリア11年目を終えた時点でシーズンMVPに2度輝き、3度の優勝を飾ったほか、オールスター選出6度、オールNBAチーム選出6度を誇る。今季は左手骨折と新型コロナウイルスの影響でシーズン中断となったことで自己最少の5試合のみの出場となったものの、来季は再び覇権争いへ参戦すべく、万全のコンディションで臨める見込みとなっている。

 カリーに関する本はいくつもあるのだが、カリー本人がセレクトしたのは2017年に発売された『Golden: The Miraculous Rise of Steph Curry』。アスリートとして世界的な人気を誇るだけに、この男に関する本は今後も増えていくことだろう。

 そんな中、カリーは「いつか僕は自分自身について本を書くつもりだ。そこでコート内外における成功や失敗、そこで味わった全ての熱狂を話したいと思ってる。でもそれは近い将来ってわけじゃないよ」と自叙伝についても話していた。

 昨季終了後に「これからもチャンピオンシップを勝ち取るためにプレーする」と話したカリーはまだ32歳。選手生命を脅かすようなケガにでも見舞われない限り、今後もNBAという世界最高のプロバスケットボールリーグで優勝を重ねるべくプレーしていくはずだ。

 カリーが現役生活を終えた後に自叙伝を書けば、大きな注目を集めることは確実。その本をベースに、ドキュメンタリーが制作されたとしても全くおかしくはないだろう。

 そして来季以降にカリーがどのようなキャリアを送っていくのか。大いに期待したいところだ。

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