2020.10.24

ロブ・ペリンカGMがレイカーズの現状について言及「このチームには柔軟性がある」

レイカーズをチャンピオンチームへと構築したペリンカGM[写真]=Getty Images
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「我々はレブロンとADの周囲にいくつかのピースを構築することで、新たなチャンピオンシップを獲得できるという希望を持っている」

 ロサンゼルス・レイカーズは今季、2010年以来10年ぶり、通算17度目のNBAチャンピオンとなった。

 レブロン・ジェームズ、ADことアンソニー・デイビスというスーパースターの周囲に有能なロールプレーヤーをそろえ、選手層の厚いチームを形成。チーム最古参はケンテイビアス・コールドウェル・ポープ、カイル・クーズマ、アレックス・カルーソの3年ながら、ロースターには百戦錬磨のベテランから若手まで、うまくブレンドされていた。

 今季レイカーズの年俸総額はリーグ17位の約1億2608万ドル(約131億1232万円)。デイビス、コールドウェル・ポープ、ラジョン・ロンドエイブリー・ブラッドリー、ジャベール・マギーは来季の契約がプレーヤーオプション(PO)のため、これを破棄すれば制限なしフリーエージェント(FA)になることができる。

ファイナルでチーム3位の平均12.8得点を残したコールドウェル・ポープ[写真]=Getty Images

 また、ドワイト・ハワード、マーキーフ・モリス、ジャレッド・ダドリーといったベテランが制限なしFAになるため、レイカーズが来季も現有戦力で臨むことができるかは微妙だ。

 それでも、デイビスはPOを破棄して制限なしFAとなり、レイカーズと再契約を結ぶことになると『The Athletic』のシャムズ・シャラニアが先日報じており、コールドウェル・ポープやロンドについても再契約する可能性がある。

 来たるFA戦線に向けて、レイカーズのロブ・ペリンカGM(ゼネラルマネージャー)は『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者のポッドキャスト番組「The Woj Pod」へ出演した際にこう話していた。

「我々はレブロンとADの周囲にいくつかのピースを構築することで、新たなチャンピオンシップを獲得できるという希望を持っている。でも将来について言えば、キャップスペースを把握することができれば、このチームには柔軟性があると思っている。目標としては、非常に才能に恵まれた若い選手をADと組ませること。ADがこのチームと長期間に渡る契約を選んでくれたらだけどね」。

レイカーズにはレブロン(左)とデイビス(右)というリーグ最強のデュオがいる[写真]=Getty Images

 NBA選手たちは、キャリアの中で大勢が高額な年俸を手にして億万長者になることができるものの、引退するまでにチャンピオンリングを獲得できるかは別。優勝を味わうにはその選手の努力もそうだが、タイミングや運といった要素も必要になってくる。

 その点、レイカーズが今季チャンピオンになったことで、トレードを希望する選手やFAとして低年俸でも移籍したいと思う選手も出てくるだろう。

 チームの総年俸がリーグ17位とはいえ、レイカーズはレブロンとデイビスの2人だけで約6453万ドル(約67億1112万円)と、チーム全体の半分以上を占めているため、オールスター級の選手を加えることとなれば、年俸総額が跳ね上がり、有能なロールプレーヤーへ低年俸しか提示できず、選手層の厚さが失われることが予想できる。

 レブロンが近いうちに引退することは考えにくいため、今後数年はレブロンとデイビスによる超強力タッグの周囲に実力者を集めてタイトル・コンテンダーとしての戦力を保持して覇権争いに参戦する。それがレイカーズの見据える最適なシナリオと言っていいだろう。