2020.10.30

シーディングゲームで8戦負けなしを記録したサンズ、エイトンが来季に向けて意気込む

来季でキャリア3年目を迎えるエイトン[写真]=Getty Images
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 10月29日(現地時間28日、日付は以下同)。『ESPN』のマリア・テイラーによるバーチャルチャットに、フェニックス・サンズのディアンドレ・エイトンとジェームズ・ジョーンズGM(ゼネラルマネージャー)が参戦した。

 サンズは今季、10年連続でプレーオフ進出を逃したものの、シーディングゲーム(順位決定戦)でリーグ唯一の8戦負けなしを記録し、ウェスタン・カンファレンス10位の34勝39敗でフィニッシュ。

 第二幕では得点源のケリー・ウーブレイJr.をケガで欠いたものの、デビン・ブッカー、エイトン、リッキー・ルビオキャメロン・ジョンソンミケル・ブリッジズというスターター陣に、ダリオ・シャリッチやキャメロン・ペインといったベンチ陣がかみ合い、快進撃を見せた。

 今年チームではアーロン・ベインズが制限なしフリーエージェント(FA),シャリッチが制限付きFAとなるため、来季は今季と同等のロースターで臨めないかもしれないのだが、両者は“バブル”(第二幕の開催地)で残した実績に手ごたえを感じており、来シーズンに向けて抱負を語っていた。

「勝利しているというレガシーは始まっているんだ。このパズルの一部になったことで、俺たちは多くのものを持ち込めると思っている。自分の周囲にいる皆を向上させて、すばらしいチームへと導いていくこと。シーズンがどのように進もうと、俺はできる限りベストな人物になりたいんだ」(エイトン)

「最初の試合が楽しみだ。我々が(バブルで)築き上げた勢いを続けることができるかだね。このチームはいくつか成功を収めたし、ハードルを上げた。だからこそ、レギュラーシーズンで彼らがものすごく高い期待と共に競い合ってくれると思っている。彼らなら数多くの人たちを驚かせると私は信じてるよ」(ジョーンズGM)

 シーディングゲームは特殊な環境で行なわれたため、来シーズンも同じような環境でプレーできるかは微妙。もし12月23日の開幕となれば、各チームはドラフトやFA戦線を終えた直後に戦わなければならない。

 その点、サンズは第二幕でスターターを務めた5人とウーブレイJr.が契約下にあるため、チームケミストリーを一から作り直す必要はなく、短期間で醸成することができれば戦力アップに直結することが期待できる。

 その中で、エイトンがリーダーシップを発揮してブッカーと共に真の中心選手になれるかどうかはサンズがプレーオフ出場を果たすためのポイントになりそうだ。

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