2020.11.14

イースト覇者ヒートが誇る“ハート&ソウル”ユドニス・ハズレムが現役続行を表明

今季でキャリア18年目を迎えるハズレム[写真]=Getty Images
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 11月14日(現地時間13日、日付は以下同)。『The Miami Herald』へ掲載された記事の中で、マイアミ・ヒート一筋17年目を終えたユドニス・ハズレムが今季もプレーすることを表明した。

「私はマイアミ・ヒートであり、マイアミ・ヒートが私なんだ。自分の価値は理解しているし、自分がこのチームへ持ち込むことができるものを今でも皆が分かってくれている。そしてマイアミにはまた新たなチャンピオンシップを勝ち取る機会がある」。

 6月9日に40歳を迎えたハズレムは、203センチ106キロのパワーフォワード兼センター。昨季はレギュラーシーズンで4試合(うち先発は1試合)に出場して平均11.0分3.0得点4.0リバウンドを記録。プレーオフではコートにこそ立たなかったものの、チームが苦しい場面でチームメートたちを鼓舞し、声を出してヒートを支えており、昨季のプレーオフでも数字に表れない部分で大きく貢献してきた大ベテランは、12月23日から開幕する新シーズンに向けて、1年約260万ドル(約2億7040万円)で再契約を結び、キャリア18シーズン目を迎えることになると同メディアが報じている。

「私はバブル(第二幕の開催地)で長い間チームメートたちと多くの時間を過ごすまで、自分がどれだけのインパクトを与えているのかを分かっていなかった。でも(バブルで)彼らが返答してくれたことを本当に理解することができた。それが私にとって非常に大きなものだった」とハズレムは言う。

 エリック・スポールストラHC(ヘッドコーチ)がNBAファイナルの期間中に「彼には信じられないほどの安定性、リーダーシップ、メンターシップがある。若手選手だけでなく、ベテラン陣にも影響を与えることができるんだ。まるでヘッドコーチのようにすばらしい指導をし、メンターシップを供給してくれる」と『The South Florida Sun-Sentinel』へ話していたように、ヒートがイースタン・カンファレンスを制するうえで不可欠な存在となっていた。

 ヒートへ多大な影響力をもたらす大ベテランは「まだコートから立ち去りたくはない。私はこのチームが王座を勝ち取る手助けができると皆へ話しているのに、まだ達成できていないんだ。つまり、まだ仕事は終わっちゃいないということ。それをやらなきゃいけない」と話していることから、今季もコート内外でヒートを支えていくことが期待できる。

 昨季NBAファイナルまで勝ち上がったヒートで、今季もハズレムは精神的支柱、そして“ハート&ソウル”としてフランチャイズ史上4度目の優勝を達成すべく、身を粉にして尽力していくことだろう。

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