シクサーズ移籍のドワイト・ハワード、レイカーズへ別れの言葉を送る「優勝を果たせたのは満たされる思いだった」

悲願の優勝を経験したハワードは新天地シクサーズへ[写真]=Getty Images

チーム関係者とファン、仲間たちへメッセージを送るハワード

 昨シーズン、2012-13シーズン以来となる古巣ロサンゼルス・レイカーズへ復帰となったドワイト・ハワード。かつては現役ナンバーワンセンターと謳われたが、昨季はベンチスタートを受け入れると献身的なスクリーンやディフェンスでチームに貢献し、悲願の優勝を達成。レギュラーシーズン中は69試合に平均18.9分出場し、7.5得点7.3リバウンド1.1ブロックを記録していた。

 現在は来たる2020-21シーズンに向けて、トレードや新たな契約などが多く報じられている。ハワードも例外ではなく、フリーエージェントだった彼はフィラデルフィア・セブンティシクサーズと1年契約を結んだ。当初はレイカーズとの再契約が注目されていたが、その正式なオファーがされる前に、シクサーズのバスケットボール運営部門代表であるダリル・モーリーとジョエル・エンビードがハワードを勧誘。そうした経緯で最終的に彼は移籍を決断したとされている。

 こうしてレイカーズを去ることになったハワード。彼は自身のインスタグラムにて、オーナーのジニー・バスとその家族、フロントの一員であるカート・ランビスとその妻であるリンダ・ランビス、ゼネラルマネージャーのロブ・ぺリンカ、レイカーズファン、そしてチームメートたちに別れと感謝の言葉を以下のようにつづっている。

「ありがとう、ロサンゼルス。この場所に戻って来れて、優勝を果たせたのは本当に満たされる思いだった。バスファミリーとランビス夫妻、そしてぺリンカと球団に感謝します。レイカーネーション、愛しているよ。1年間サポートをしてくれてありがとう。このシーズンは感情で溢れていて、一年中君たちは力強く僕らを支えてくれたんだ。兄弟たちへ。僕らは多くの困難を乗り越えて優勝を成し遂げた。シーズン中に共有しあった素晴らしい思い出の数々に感謝を送るよ。これから先もその気持ちは変わらないし、僕らはずっとチャンピオンさ。この強い絆が失われることはないのだから」

 2010年以来となるレイカーズの優勝に尽力したハワード。ファーストオプションとしてインサイドを支配していた全盛期とは打って変わって、チームのために役割に徹していた姿は多くの人々にとって印象的だったはず。新天地シクサーズでの活躍にも期待したい。

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