2020.11.30

バム・アデバヨとの延長契約を締結したヒート球団社長「考えるまでもないこと」

ヒートと延長契約を結んだアデバヨ[写真]=Getty Images
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 昨季2014年以来初となるNBAファイナル進出を果たしたマイアミ・ヒートは、11月19日(現地時間18日、日付は以下同)に行なわれたドラフトでナイジェリア出身のプレシャス・アチウワ(フォワード)を1巡目20位で指名した。

 その後のフリーエージェント(FA)戦線ではゴラン・ドラギッチ、マイヤーズ・レナード、ユドニス・ハズレムと再契約を結んだほか、ガードのエイブリー・ブラッドリー、フォワードのモーリス・ハークレスを獲得。

 ジェイ・クラウダー(現フェニックス・サンズ)、デリック・ジョーンズJr.(現ポートランド・トレイルブレイザーズ)、ソロモン・ヒル(現アトランタ・ホークス)が移籍したものの、フランチャイズ史上4度目の優勝へ向けて着々とロースターを固めている。

 そしてヒートは昨季のファイナル進出を大きく後押ししたバム・アデバヨとの延長契約にも成功。29日にヒートはアデバヨと延長契約を結んだことを正式に発表しており、パット・ライリー球団社長はリリースの中でこう語っている。

「フランチャイズとしてできる最も重要なことの1つは、ベストを尽くし、若くて土台になる選手と正式にサインすることです。バムと延長契約を結ぶということは考えるまでもないことです。なぜなら彼は、この先もずっとこのチームで活躍してくれるからです。この延長契約はヒートのみならず、ファン、そしてバムにとってもすばらしいことです」。

 ヒートにはリーグきっての闘将として獅子奮迅の活躍を見せたジミー・バトラーがいるものの、ペイントエリアのパトロール役だけでなくオフェンス面でも成長を遂げたアデバヨは、キャリア3年目の昨季に平均15.9得点10.2リバウンド5.1アシスト1.1スティール1.3ブロックをマーク。

 オールスターに初選出されたほか、オールディフェンシブセカンドチームにも選ばれており、昨季のプレーオフでイースタン・カンファレンスを勝ち上がるうえで唯一無二の働きを見せた。

 アデバヨの契約は5年1億6300万ドル(約167億8900万円)。『The Athletic』のジョン・ホリンジャーによると、今季アデバヨがシーズンMVP、オールNBAファーストチーム、あるいは最優秀守備選手賞に選ばれればその総額は跳ね上がり、最大で1億9300万ドル(約198億7900万円)になるという。

 頑強な身体と驚異的な身体能力を兼備し、地味な仕事でも率先してこなす献身的なビッグマンは、マックス額の延長契約に十分値すると言っていいだろう。今季アデバヨがどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか、今から楽しみでならない。

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