ジャズと大型契約を締結したドノバン・ミッチェルが喜びのあまりプールに飛び込む

活躍が認められ、ジャズとMAX契約を結んだミッチェル[写真]=Getty Images

 ドノバン・ミッチェル(ユタ・ジャズ)は、デビューから4シーズン目の開幕を目前に、自身が所属するジャズと新契約を締結。『ESPN』のエイドリアン・ヴォイナロフスキーによると、球団からの提示額は5年1億6300万ドル(約170億円)となり、条件次第でその年俸は1億9500万ドル(約203億円)にまで膨れ上がるという。

 ミッチェルの直近3シーズンの活躍を振り返れば、MAX契約は当然のオファーだろう。ドラフト1巡目13位指名でジャズへと加入(デンバー・ナゲッツからのトレード)したルイビル大学出身のシューティングガードは、ルーキーイヤーから世代屈指の実力を証明。新人の歴代スリーポイント成功記録を更新し、オールスターゲームではダンクコンテストで優勝。また、新人選手が20得点以上をマークした試合数の合計で、球団記録を保持していた鉄人カール・マローン(元ジャズほか)の記録を抜き、ルーキー・オブ・ザ・イヤーのファイナリストにも選出された。また、今シーズンは驚異のスコアリング能力にさらなる磨きがかかり、プレイオフにおける1試合の得点で歴代3位となる57得点を記録するなど、自他ともに認めるチームのエースとして確固たる地位を確立した。

 “スパイダー”は、ユタの地元紙『Deseret News』内で今回の大型契約に言及。同選手は「正直に言うと、この契約更新は僕が夢見ていたことだけど、こんなに早く実現するとは思ってもいなかった」と率直な気持ちを吐露するも、「ここまで来るためにやってきたことを継続するだけさ。僕は同じ人間、プレーヤーとして、同じ価値観を持ち続けるよ」と付け加え、さらなる努力を誓った。

 そんなミッチェルは、新契約発表の瞬間を親愛なる家族とエージェントとともに迎えたようだ。同選手は、ビッグディールを耳に入れた途端に感情が爆発。そして次の瞬間、Tシャツを脱ぎ捨て、パンツと靴下を履いたまま庭のプールに飛び込み、喜びを露わにした。

 ミッチェルは『Sports Illustrated』からこのダイブについて問われると、「とても言葉にできなかった。喜びと興奮が爆発し、長年続けてきた努力が報われたと思ったよ。あの瞬間を家族と迎えられたのは本当に特別なことで、僕にできることはただプールに飛び込むだけだったんだ」と振り返っている。

 契約面でもトッププレーヤーの仲間入りを果たしたミッチェル。社会活動にも精を出す同選手は今後、オンコート・オフコートの双方で、その影響力をより大きなものにしていくに違いない。

文=Meiji

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