12月18日(現地時間17日、日付は以下同)。この日NBAでは理事会が行なわれ、23日から幕を開ける今シーズンについていくつかの提案が承認された。
まずはトレードデッドライン。今季はレギュラーシーズン72試合という短縮シーズンで、12月23日から来年3月6日にかけてレギュラーシーズン前半戦、6日から11日がオールスターブレイク(オールスターゲームは中止)、3月12日から5月17日の期間でレギュラーシーズン後半戦が行なわれる。今季のトレードデッドラインは、シーズン後半戦が始まって約2週間後の3月26日になることが決まった。
また、昨季1年間の試験として採用されたコーチズチャレンジが、今季も継続されることとなった。これは試合中の判定に疑問を抱いたヘッドコーチ(HC)が審判にチャレンジを要求し、リプレーを検証してその要求がとおれば判定が覆るというもので、昨季はプレーオフを含めて計700回のコールが記録されている。
そして試合に出場できるアクティブロースターの人数が13人から15人へと増えることが決定。シーズン中に選手たちやコーチ陣が新型コロナウイルスの検査結果で陽性反応が出た場合、リーグのプロトコルによってチームから離脱しなければならず、当日に発覚した場合はロースターを変えざるをえないため、妥当な提案だったと言っていい。
理事会が行なわれる数時間前、ラプターズのカイル・ラウリーは「誰だってウイルスに感染してしまう可能性はある。起こってしまうんだ。だから俺たちは(その状況に)アジャストしないといけないんだ」と話している。