セルティックスでの意気込みを語るトンプソン
このオフシーズン、2011年から在籍し続けてきたクリーブランド・キャバリアーズに別れを告げて、ボストン・セルティックスへと移籍したトリスタン・トンプソン。リバウンドに優れたビッグマンとして2016年にはキャブスの優勝に貢献し、昨季もレギュラーシーズンで平均12.0得点10.1リバウンドを記録。新天地で経験豊富な彼の活躍が期待される。
ハムストリングの負傷でプレシーズンゲームには出場できなかったトンプソンだが、『NBC Sports Boston』のクリス・フォルスベリ記者によれば、今季セルティックスをサポートすることにフォーカスしているそうだ。「このチームには才能あふれる若い選手たちがいる」と語るトンプソンは、「自分がこれまで学んできたことを、彼らを支えていくために生かしていきたい」とコメント。
「最終的には、できる限り最高のチームになれるように手助けをしていきたい。自分が経験して目にしてきたことによって、このチームを成長させたい」と、今シーズンの意気込みを語る。レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)が2018年にキャブスを退団したあとは、残された優勝経験者として、タイムアウト中に作戦盤で味方に指示を出すこともあった。セルティックスでも若手にアドバイスなどを送る場面が今後あるかもしれない。
「そしてもし僕がチームに火を灯して、彼らが1パーセントでも成長をみせてくれたのなら、自分の仕事をやり遂げたと言えるね」と締めくくったトンプソン。新シーズンに向けて抱負を明確なものにしている。とはいえ彼は現在29歳とまだ第一線で活躍できる年齢だ。今季もダブルダブルやオフェンスリバウンドなど、インサイドでの支配力でチームを奮い立たせてくれることだろう。